DSでファミコンカセットをプレイ可能?な製品

先日史上最速で国内2000万台を達成し、今や世界的にもゲーム機の主役であるニンテンドーDS。その普及台数の大きさ、インタフェースのわかりやすさから、様々な要素への応用も進められています。

そんな中、サイバーガジェットから「ファミコンカセットをDSでプレイする」という、なにやら怪しげなアイテムが発売されることになったようです。

DS Liteでファミコンカセットを使うアダプタ - Engadget Japanese

サイバーガジェットのページは以下のもの。

新製品【CYBER・ファミレータLite(DS Lite専用)】発売決定のお知らせ | 株式会社サイバーガジェット[ CYBER Gadget Corporation. ]

すでにAmazonでもアイテムは用意されているようですね。

CYBER・ファミレータLite(DS Lite専用)

CYBER・ファミレータLite(DS Lite専用)

DSの画面で実ファミコンをプレイ〜TVへの出力も可能

このファミレータLiteなる商品。もともとファミレータというファミコン互換機として売られていた物の小型版的な位置づけでもあるようです。

ファミレータ【メーカー生産終了】

ファミレータ【メーカー生産終了】

ファミレータというのは、ようするにパチものファミコン任天堂からライセンスを取っていないけれど、ファミコンのROMを動かすことができるという代物です。相当昔から存在はしていましたが、任天堂ファミコン製造が2003年9月に終了後は日本国内でも比較的頻繁にみかけるようになりましたね。実機に比べると発色が変だったりノイズが入ったりするものも多いようですが、任天堂自身がすでに製造をやめてしまっただけに、ある程度需要はあるようです。

このファミレータLiteでは、ファミコンの画面をDSの液晶に表示する模様。接続は基本的にGBAスロットを使うようです。一部本体に狭い幅のスロットもあるので、DSカードも何かセットするんですかね?ファミレータLite単体でファミコン動作は出来てしまうようで、別途AVケーブルを接続すればTV画面でもプレイできるとのこと。なんちゃって新型PSPみたいですね。

気になるのは、ファミコンとDSとの解像度の違い。DSの一枚の液晶解像度が256×192なのに対して、ファミコンゲームの解像度は256×240。縦幅が足りてないんですよね。実際のテレビではこの解像度を左右に引き延ばして表示していたわけですが、ファミレータLiteの場合は果たしてどうした仕様にするのかどうか。画像をそのまま256×192に解像度変換して表示するのか、それとも上下カットして表示するかなど、気になるところです。

また、ファミコンカセットを実際に差して持ったままプレイするというのも、うっかりカセットに触れてバグったりする危険も感じられますね。バッテリーバックアップRPGなどはかなり厳しそうです。

この製品、サイバーガジェットのページでは発売日は12月上旬となっていますが、Amazonでは11/30となっています。発売まで間もないだけに、実際どんな製品になるやら。