ニンテンドー3DS、2/26発売〜価格は25000円

次世代携帯ゲーム機としていち早く登場し、本命視されているニンテンドー3DS。自分はE3で体験してきましたが、裸眼3Dが注目を集めるものの、ゲーム関連については堅実でDSの後継機という印象を強く持ちました。

ニンテンドー3DS ファーストインプレッション - わぱのつれづれ日記

任天堂自身も、Wiiでのサード撤退状態が進み、DSの売上も頭打ちで大きく減退が見られる中、失敗の許されない中で登場するニンテンドー3DS。9/29に発売日等の情報を発表する「任天堂カンファレンス」が開催され、いよいよ詳細の発表がなされました。

任天堂、「Nintendo Conference 2010」で3DSの発売日と価格を発表 -GAME Watch

年度内・25000円以下の条件は満たすも…

注目の発売日は2/26。価格は25000円となっています。仕様としては、本体内蔵メモリの代わりに、2GBのSDカードが同梱となっています。発売日も価格も、一応予想の範囲内ではあるのですが、発売日は年内、価格は20000円前後が期待されていたところもあり、予想の中での悪い方の限界あたりに振れてしまった感じですかね。

もっとも、9月末の発表ということで年末発売ではそもそも早過ぎるという感もありましたし、裸眼3D液晶・処理性能・モーションセンサーと価格が上昇する用意神しか無いのにDSiがまだ20000円近くで売られていたことを考えば、25000円という任天堂据え置き機標準価格なのも、いちおう自然ではあるんですけどね。

ファースト、サードとも続編・既存タイトル新作が目立つラインナップ

ゲームラインナップとしては、任天堂のDSのヒットタイトル続編がずらずら。さらに、サードからはPSハードで出していた各々の看板タイトルの続編、リメイクなどが目立ちます。まずは各社、過去のゲームデザイン・ストーリーをベースに、ハズレの少なく開発費を抑えられる形でのソフト展開をしたい、というところでしょうか。

堅実な成長を遂げた通信機能

ニンテンドー3DS自体としては、DSでも評価の高かった「すれちがい通信」がさらにパワーアップしている形ですね。任天堂のPR映像も、その点が強調されています。

任天堂カンファレンス2010|ニンテンドー3DS|コンセプト映像

Wiiであった機能も統合されているような印象ですね。常に一緒に持ち歩いてもらえると、いろいろ楽しいことがある、というところでしょうか。Wiiで大々的に打ち出しながらも実現できなかった「毎日が新しい」のリベンジ的仕掛けも多く見られます。ゲーム起動中にHOMEを呼び出して調べ物、なんてのはマルチタスク的な印象ですし、通信が常に生きているのも、このあたりのシステムの抜本的改良があったんでしょうね。また、ARカードが最初から付属しているのも興味深い。写真からMiiを作る機能など、コンピュータビジョンや画像処理技術を積極的に実用化している感じですね。また、モーションセンサーを使った歩数計も内蔵。「生活リズムDS」の機能を内蔵した感じですね。

歩いてわかる 生活リズムDS (「生活リズム計」2個同梱)

歩いてわかる 生活リズムDS (「生活リズム計」2個同梱)

自分は「生活リズムDS」に付属していた歩数計を持ち歩いており、旅行やちょっと出かけた時などに時間毎の歩数が見られるのが面白かったですが、同じようなところを狙っているのかもしれません。ただ、大きさ的にバッグに入れることの多いと思われる3DSで、どの程度正確な歩数が測れるかは未知数ですね。

その他、バーチャルコンソールとしてついにゲームボーイゲームボーイカラーが登場。3DSになって縦の解像度が240のまま変わらず、ファミコンなどの据え置きゲーム機のVCは等倍解像度表示が出来ず残念に思っていましたが、ゲームボーイは160x144で元々足りていましたからね。DSの段階でゲームボーイの互換性も消えていたので、ようやく開始という感じです。

堅実なソフト・サービスの更新〜価格が受け入れられるか否か

以上、ざっくり発表内容に触れてみましたが、現状は3DSはDSの堅実な後継機という印象ですね。裸眼3Dというので一発大きなトピックを設けていますが、それ以外はDS+Wiiといった形の成長に思われます。

現状、iPhoneもゲームプラットホームとして広がりを見せていますが、専用機としては一日の長がある任天堂3DSも大きな成功が期待されています。とはいえ、Wiiより高い25000円という価格は、割高に感じるところもあります。また、すでにDSを複数台持っているような層が、果たして積極的に3DSに乗り換えるか。こういった層は、結構ライト層にも多かったりするので、わざわざ買い直させられるだけの訴求力があるかどうか。

あと、個人的にはもっと「3DSならでは」の機能、ソフトを見せて欲しいですね。すれ違い通信がぐっと使いやすくなりましたので、この延長で各社面白いサービスを展開してくれるといいな、と思います。