SCEJA、「PS4 20周年アニバーサリーエディション」キャンペーンの当選者情報を消失・再抽選へ

今世代の据え置きゲーム機として世界的に好調なPS4。一方日本では洋ゲーだけではあまり求心力がないことからまだまだ伸び悩んでいる感があります。先日発売したDQHがどの程度牽引できるか、といったところですね

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さて、そんなPS関連ではソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)がいろいろ細々としたキャンペーンや販促などを行っているのですが、その中でなかなか考えられないような失態があった模様です。

PlayStation®4 20周年 アニバーサリー エディション プレゼントキャンペーン | プレイステーション® オフィシャルサイト
「PS4 20周年アニバーサリーエディション」キャンペーン、再抽選へ - GAME Watch

PS4 20周年アニバーサリーエディション」のプレゼントに際して集めた情報を、なんと当選者の発送準備する際に消失していることに気づいたとのこと。再度抽選をやり直すべく、申し込みやり直しを呼びかけています。キャンペーンコードを持っている人、もしくは対象ハードを買った人はシリアル番号や購入日情報などで再応募できるとのこと。

これはなんともお粗末な展開ですね。論理的なデータ消失、というとやはりファーストサーバの大規模データ消失事件が思い起こされます。

ファーストサーバ障害、深刻化する大規模「データ消失」  :日本経済新聞
ASCII.jp:データ消失!あのとき、ファーストサーバになにが起こったか? (1/2)|データ消失事故から2年!ファーストサーバ、再生への第一歩

通常のデータであればバックアップを取っていて当然、というところなんですが、ファイルを上書きして消してしまってさらにそれがバックアップも上書き、とかになると取り返しの付かないことがありますからね。HDD故障とかの方がまだ救いがあるケースがあります。今回はどういった経緯でデータ消失が起きたのか。どこかのマスコミには取材に行ってほしいところですね。単なる担当者のミスなのかどうか。個人情報保護の関連で応募者情報は一定期間で消すことになっていたのが、発送準備前に消してしまったとかいうのもあるかもしれません。なまじデータ復旧できないような消し方をするソフトとか導入してそうですし。

いずれにしても、全くもってお粗末という他ありません。しかも販促キャンペーンの応募関連ですからね。メーカー側の失態で購入者側にさらなる手間を与えるというのは、なんのためにキャンペーンしたのか、という感じ。購入者側も「怒り」というよりは「呆れ」の方が先に来るんじゃないでしょうか。

日本ではコンシューマーゲーム機全般が低調な状態。その中でもPS陣営はまだまだ存在感が発揮できていません。任天堂も停滞気味なのでPSが挽回するチャンスでもあるんでしょうが、スタッフがこのような調子だと先が思いやられますね。果たしてちゃんとした仕事ができるようになるのはいつになりますか。