ニンテンドーDS Liteレビュー

さて、購入したニンテンドーDS Liteについてですが、詳しい画像や分解画像などのレビューは各所のニュースで出ています。
ニンテンドーDS Liteハードウェアレポート PC Watch
ITmedia +D Games:「ニンテンドーDS Lite」の実機にさわってみた
「ニンテンドーDS Lite」がついに登場! 画面の明るさや動画プレーヤーとしての実力をチェック! / デジタルARENA
上記の記事では、詳細な写真や旧型DSとの比較、GBAをさしたときの出っ張り具合などが事細かに紹介されています。液晶のあざやさやコンパクトさなど、DSLiteがいかにすばらしいのかということは上記記事を見ることでわかるでしょう。
そこで、自分は上記ではあまり触れられていない、自分が主観で感じたどちらかというと粗探しな部分を中心にレビューしたいと思います。

○液晶について

まずは最大の変更点である液晶について。店頭の体験台でやったときも思いますが、非常に明るく、鮮やかになっています。ただ、ちょっとその色合いには違和感が。彩度が高すぎる感じなんですよね。どうぶつの森などはたぬきちの名前のところなど、黄緑色が使われているのですが、これがちょっと不自然なほど鮮やかで目に痛いぐらい。空の色も、あまりに青々しすぎる印象です。PCなどのように、コントラストや彩度の調整機能もついていたらよかったのに、と思います。ほかにも、えいご漬けなども緑色が全体に黄色っぽく、青はより青くなっている感じで、きつい印象をうけます。下の脳トレの比較を見ても、色味が変わっているのがわかるかと思います(どっちかというと、旧型DSが赤みがかっている印象か?)。

ただ、一緒に買った聖剣伝説DSなどでは特に不自然なところは感じないので、慣れの問題なのかも知れませんね。ためしに旧型DSで起動しなおしてみると、あまりの画面の暗さに愕然としてしまうのが不思議なところです。nintendogsや応援団など、手持ちのゲームをいろいろDSLiteで起動してみると、もうまったく自分のイメージとは違った印象となっています。旧DSだと液晶の各画素でざらつきがあり、またバックライトのむら(真ん中が明るく、周辺が暗い)も感じ取れましたが、DSLiteでは非常にフラットな、雑誌の絵のような印象を受けます。これから買うDSのゲームについては、この鮮やかさが基本のイメージとなっていくのでしょうね。

○素材について

内側はマットな素材で、質感はなかなかいいですね。ただ、前から言っているように手垢がつきそうなので注意しなければいけません。で、外側の樹脂の部分ですが、エナメルネイビーのときはものすごく指紋がめだっていましたが、白でもやっぱり目立ちますw。まあぱっと見はそれほど目立たないのですが、近くで見るとそれははっきりべったりついています。できれば、早いところシリコンジャケットなどを出してもらって、それをつけてしまいたいところですね。

○ボタンについて

ボタンはある程度ストロークがある分、アクション要素の強いゲームには相性がいいですね。ただ、どうぶつの森などで会話シーンを先に送っていくときは、ちょっとボタンのストロークが大きすぎかな?という印象を受けることも。うっとおしいたぬきちの冒頭の会話とかを飛ばすときは、そうしたちょっとした操作性についても気になるもので。
あと、決定的に気になったのは「Rボタン」の押し心地。Lボタンに比べて、Rボタンはかなりボタンの遊び(ボタンが押されたと判定されずに押し込まれる深さ)が大きいのです。Lボタンはほとんど遊びはなく、Lボタンが沈んだと同時にクリック音がします。しかし、Rボタンについては、しばらくクリック音もなく沈んだ後、やっとクリックできる感じ。自分は最近、どうぶつの森ではうかつにものを拾ったりしないよう、Rボタンでダッシュしているのですが、なんどかダッシュし損ねていたことがありました。もしかしたら初期不良なのかもしれません。「LとRで、ボタンの遊びはかわらない」という件があったら教えていただければ幸いです。

○操作性について

本体が小さくなった分、今まで以上に手のひらとDSとの距離が開くことが多くなってしまいました。このため、結構手は疲れてしまいます。無理にDSの時のように包み込んで持とうとすると、ボタンの位置が端のぎりぎりにある分、かなり親指に無理がかかってきてしまいますし。アタッチメントとして、グリップが出てくれることを切に願います。

○電源スイッチについて

本体右にあるのですが、下から上というスライドスイッチは、意外と難しいです。旧DSであれば左手でがっちりDSをホールドした状態でパワーボタンを押すだけでよかったですが、DSLiteだと、左手でDSLiteをささえたあと、右手はDSLiteから若干浮かせて、電源スイッチに親指を引っ掛けてスライドさせています。このとき、微妙に本体をささえるのが安定しなくなるんですよね。人差し指で下から押すようにしたほうがいいんですかね。まあ、このあたりも慣れが必要ですね。

○音について

スピーカーの音は、旧DSよりもすっきりした音の印象。あと、最大音量は若干小さくなった感じがします。えいご漬けをやっていて、一部聞きづらいところがあったので。とはいえ、それほど極端に小さくなった、という感じではないですが。

○液晶フィルタについて

これはDSLiteとは直接関係ない項目ですが、ホリのフィルタを買ったのでそれについても。ホリのフィルタですが、ほどほどの硬さがあり、張りやすかったです。もっとも、張るときは風呂場で水を出しながら細心の注意をもって張ったわけではあるのですけど。
あと、大きさは上下ともに張る場所よりも若干小さい感じです。端っこをぴったりあわせてはる、という張り方だとフィルタが偏ってしまうのでご注意を。

○全体を通して

とりあえず、液晶の色味に慣れるのがまず大事ですね。輝度の高さ、むらのなさは、DSゲームのおもしろさを格段に引き上げてくれます。一方で、小さくなった分、操作性についてはいくつか気になる点があるのも確かですね。このあたりは、また周辺機器メーカーががんばっていろいろなアイテムを出してほしいものです。こうした周辺機器をいろいろ試してみるのも、ひとつの楽しみでありますので。