旧型Wiiクラコンにグリップ付加・擬似ワイヤレス化も可能な「グリップキット」レビュー

連日プレイしているWiiドラゴンクエストX
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ドラクエXの場合、通常のプレイで推奨されているのはクラコン。最近Wiiを購入した人は当然クラコンProを使っていると思うのですが、自分はロンチにWiiポイント5000同梱の旧型クラコンをまだ使っています。
クラシックコントローラ PRO(シロ) クラシックコントローラ Wii ポイント プリペイドカード 5000 + クラシックコントローラ

この旧型クラコン、軽くてそれなりに使いやすいのはいいのですが「グリップがないこと」、なにより「中途半端なリモコンとクラコンのあいだのケーブルが鬱陶しい」という二点が気になっていました。グリップが無いのは、まあ軽いのでそこまで気にならないのですが、ケーブルが結構やっかい。机にリモコンを置いてプレイしていて、ふと背もたれに寄りかかったときにリモコンが引っかかって机から落ちてしまう、というようなことがちょくちょく有ります。クラコンProならケーブル長が多少長くなり、ケーブルもコントローラの上から伸びてるのでそういう事故が少ないのかもしれません。

個人的にはPS3でも360でもワイヤレスコントローラーにすっかり慣れていたので、WiiU用と言われているワイヤレスクラコンが欲しいなぁ、というところだったですが、店頭でたまたま以下のような商品を見かけました。

(Wiiクラシックコントローラ用) グリップキット

(Wiiクラシックコントローラ用) グリップキット

クラコンにグリップを付けるアクセサリ、そしてさらにリモコンと一体型にして擬似ワイヤレス化もできるというもの。値段も1200円程度とさほど高くも無かったので、ものは試しと買ってみました。以下、簡単なレビューです。

パッケージ〜裏に使用方法説明

まずはパッケージの表と裏の紹介から。

裏の説明に、具体的にクラコンとの接続方法が書いてありますね。グリップとして使うなら単にハメ込むだけ。リモコンと接続する場合は、もう一個付属するパーツを使い、コードを巻きつけて接続するという形ですね。

実物写真、グリップ装着後

以下、実際のグリップキットの写真です。

下側がグリップ、上の透明のパーツがリモコン固定用のパーツです。グリップを装着すると以下のような感じになります。

とりあえずグリップだけ付けて使う、というのならこれでOK。持ってみた感じとしては、ちょっとグリップが短いですかね。

リモコンと一体化

さて、今度は付属パーツを使ったリモコンとの一体化。まずは透明のパーツを、クラコン裏の切れ込みにセットします。

このとき、上のボタンを押してロック機構をずらしながら設置。結局、この機能任天堂使わずじまいなんですよねぇ。任天堂の企画倒れって感じでしょうか。この周辺機器が活用してますが。

さらにこの透明パーツにケーブルを巻き付けます。まいてみると結構きついです。余裕が無い感じで。その後、リモコンを透明パーツの溝に挿し込みます。これも溝をあわせればすんなり入り、収まればぱちんとなる感じ。そしてクラコンとリモコンのコネクタをつなげば完成。以下、その写真。

※ホワイトバランスがうまくあわず色調ばらばらですみません。イメージを感じてもらえれば。

使い心地〜ケーブル一体は便利も重量感あり

さて、実際一体化してみた使い心地。まず、結構重いです。絶対的な重さとしても360のワイヤレスコントローラとかよりあると思います。両方持って比べたところ。さらに、この一体化なんですが、リモコンが上側に重心がかかっていて、全体に前が重く、グリップ側を持つ負担が大きくなっているのも重量感を感じさせるところです。もう少しリモコンの位置を下につけられたらよかったんですけどね。Aボタンとの干渉からこの位置なんだろうな、とは思いますが。

ただ実際、肘あてなどに肘を置いてこの一体化クラコンでプレイした限りでは快適。ケーブル云々で悩まされることはなくなりました。ただ、やはり単純にこの重量感はどうか。重量バランスの悪さも相まって、我慢出来ない人は我慢出来ない気もします。

物自体はNykoのOEM品?

しかし、このリモコンとクラコンとの一体化ですが、自分が昔から希望していて、一度海外のものを紹介した気がしたんですよね。で、自分のブログの過去記事を検索してみて発見しました。

クラシックコントローラ用グリップ&リモコン一体化ホルダ - わぱのつれづれ日記

実に5年半前の記事。Wiiも代替わりを迎えようとしているのも分かろうというものです。ちなみに今回紹介した商品の発売日は2009/4/19とのことですので、海外で出て2年後に出ていた商品ということですかね。Nyko自体は海外では比較的有名な周辺機器メーカーですので、物自体凝ってしっかりしたつくりになっているのも分かります。

まとめ〜旧クラコンで擬似無線化に興味があるなら

以上、ざっとこのグリップキットについて紹介してきました。全体の評価としては「惜しい」という感じですかね。重量バランスと絶対的重さが許容できるかどうか。一応、1時間ほどプレイしてみましたが、自分は許容範囲ではありました。ちょっとコントローラを立てる感じで持つと、重量バランスの悪さの影響が防げる感じ。

とはいえ、旧型クラコンを使っている人がいまどきどれだけいるか。ドラクエ発売を機にクラコンPro買っちゃった人もいるでしょうしね。値段も安いですし。旧型クラコンにグリップをつけて使いたい、さらにはリモコン一体化も試してみたい、という人は、こちらも1000円ちょっととさほど高いものでもないので試してみてもいいかもしれません。


P.S.
2週間程度こちらのリモコン一体化でプレイしていますが、なかなか快適です。重さも、慣れれば特に気にならなくなりました。ケーブルの邪魔さが無いのがいいですね。WiiUでもワイヤレスProコンは5000円とかしますし、しばらくこれで行こうかなと思います。