既存のWii用ヌンチャクをワイヤレス化するセットがNykoから登場

Wiiリモコンによる直感的な操作が売りの一つであるWii。一方、従来のゲームのようにアナログスティックでの操作が多いものについては、ヌンチャクを接続しての操作で対応することが基本となっています。ただ、このヌンチャク、ボクシングなどのモーションセンサを意識しているためか、結構ケーブルが長いんですよね。普通に構えていても若干鬱陶しいですし、ボクシングなどでもたまに絡まったりと、ケーブルは邪魔な存在に感じます。

そんなWiiのヌンチャクについて、ワイヤレスバージョンがCESで発表された旨を以前報告しました。

Wii用ワイヤレスヌンチャク登場 - わぱのつれづれ日記

上記はヌンチャクが丸ごとワイヤレス化されているもので、リモコン側にドングルをつける形式でしたが、今度はヌンチャクの方も単にワイヤレスモジュールだけで、既存のヌンチャクを接続することでワイヤレス化ができるものが発表されたようです。

Wiiのヌンチャクを無線化するNyko Cord-Freeアダプタ - Engadget Japanese

以前のものと比べると、ヌンチャク側はケーブルをぐるぐる巻きにして格納している形で少々かさばりそうな印象ですが、値段は$35から$20と約43%減、電池の寿命は単3二本で30時間→60時間と倍増しており、コスト的なメリットは大きそうですね。

ヌンチャク&リモコンのプレイ改善なるか

個人的にヌンチャクはリモコンとの脱着が非常に面倒で、ナイツプレイ時に若干上下左右が意図通り入れづらかったりと、そもそもあまり良さは感じていません。「従来コントローラの代わりにヌンチャク&リモコンがある」という意見もよく聞きますが、リモコンの十時キーを通常のボタン代わりに使うのは、位置的にも押し心地についても無理があるところもあります。普通に持っていると親指はAボタンの位置にありますし、十時キーを押すには若干手をずらす必要も出てきていますから。やはり、従来の操作をするならクラコンかGCコンの方がよさそうですよね。

とはいえ、クラコンなどはスマブラXなどで多く売れているとは言っても本体同梱ではありません。ゲームを作る側としてはどうしてもヌンチャク&リモコンでのプレイを基本に考えざるを得ないでしょう。ヌンチャクプレイの抱える欠点を、こうしたツールで改善できるといいんですけどね。とりあえず、日本での発売を期待したいと思います。