据置ゲーム機の消費電力&推定年間電気代比較

11/11に発売された新型PS3。その詳細なレビューがPC Watchだけでなく、AV Watchでも出ていますね。

新型PS3ハードウェアレポート - PCWatch
新型「PS3」の騒音/消費電力を検証してみる - AVWatch

面白いのは、両方の記事が消費電力を調査していること。今回は特にCellが90nmプロセスから65nmプロセスになったといわれ、それが消費電力に反映されていることが想定されたため、それを確認している形ですね。先日のXbox360バリューパックも、同様の検証が行われていました。

続・「Xbox 360バリューパック」ハードウェアレポート - PCWatch

結果的に、新型PS3も新型Xbox360も、各々消費電力が従来の2/3ぐらいと大幅に削減されている形ですね。

こうした消費電力については、自分も前々から「電気代」という側面で取り上げていました。最近比較したものが以下のエントリですね。

次世代ゲーム機の消費電力比較(実測編) - わぱのつれづれ日記

今回、新型Xbox360PS3共に消費電力の実測値が出たことですので、上記で検証したものに新型の情報を追加して行進してみたいと思います。

新型で年間電気代は1000〜2000円削減

以下が、更新した表とグラフです。なお、PS3の消費電力はPC Watchのゲーム時のデータを用いています。また、新型の待機電力については今回計測データが公開されていないため、暫定的に旧型と同じ値を設定しています。ですので、あくまで代替の目安としてご覧ください。


上記の通り、前まで突出していたXbox360PS3が、それぞれ大きく値を下げているのが分かりますね。だいたい1日2,3時間プレイする人だと、年間で1000〜2000円程度電気代が変わってくる形です。まあ、それでもWiiWiiConnect24 Offの圧倒的な低消費電力にはとても及びませんが。それでも2機種とも、前はWii10倍以上あった消費電力が、7倍程度にまでは下がっているんですけどね。両者ともまだGPUシュリンクが次に控えていますので、そこでまた大きく消費電力が下げる余地は残されていますが。

個人的には11/22に発売される新型PS2の消費電力も気になるところですけどね。Wiiと同様SDゲーム機のシュリンク版な訳で、Wiiとの消費電力対決はちょっと興味があります。(ちなみに、消費電力=処理性能と直結するわけではないので、念のため。)

この手の消費電力・電気代の問題は、気にしない人は全然気にしないと思いますが、エコなどに気を遣っている主婦の人などの中には、こうしたデータを注意する人もいるかもしれません。家庭内の抵抗を少しでも和らげる意味でも、今後も各ハード共チップシュリンクや部品効率化などで低消費化を順当に進めていってくれることを期待しておきます。