据置ゲーム機の消費電力&推定年間電気代比較〜新型PS3(80GB)追加版

新発売のニンテンドーDSi 4日間で20万台完売 という目立つニュースが出ていて隠れがちですが、先週は10/30に新型PS3 80GB版が発売されました。

自分がDSiを買いに行ったときも、量販店では多数のポップを貼って大々的に宣伝。レジでもGT5P SpecIII同梱版を買い求める人やリトルビッグプラネット同梱版を買い求める家族連れなどを見かけ、思った以上に盛り上がっている印象を持ちました。

そんなPS3 80GB版ですが、忍さんのところの速報によれば約3.6万台を売り上げたようです。Xbox360が大幅値下げした9月2週が約2.8万台でしたので、今回のPS3はその1.5倍と軽く越えてきています。さすがの貫禄ですね。

新型PS3ではRSXがシュリンク〜消費電力が減少

さてその新型PS3、事前の情報でグラフィックを司るRSXが90nmから65nmにシュリンクされるということが明らかになっていました。

西田宗千佳のRandomTracking - PS3とPSPの新ファームウエア詳細をSCEに聞く

これをうけて、GAME Watchではプレイ中の消費電力と、排気の体感温度なる微妙な主観評価値を示していたりしました。

新型PS3(CECHL00シリーズ)発売! 消費電力などをチェックしてみた

今回、同じくimpressのPC Watchの方で分解記事と共にアイドル状態の消費電力も含めたレポートが出されています。

PLAYSTATION 3 80GB版ハードウェアレポート

そこで、自分がこれまで何度か取り上げていた「消費電力&推定年間電気代比較表・グラフ」を、この新型PS3に対応したものに更新してみたいと思います。

新型PS3 80GB版を表・グラフに追加〜Xbox360 Falconとほぼ同様の消費電力に

前回更新した記事は以下のもの。

据置ゲーム機の消費電力について〜オーストラリア消費者団体調査をうけて - わぱのつれづれ日記

ただ、上記記事はオーストラリア消費者団体の調査をベースに更新しており、今回のimpressのレポートの中で出てくる数字と微妙に違うところもあります。ですので、今回はその前に取り上げた以下のエントリの内容に一旦戻して、内容を更新してみたいと思います。

据置ゲーム機の消費電力&推定年間電気代比較 - わぱのつれづれ日記

上記データに、今回PC Watchで記載されているデータを追加します。待機電力は載っていないので、基本的に40GBのものを継承して仮に設定しておきます。更新した表とグラフは以下の通り。


待機電力は適当に仮置きしているだけですので、実質的には現行のXbox360 Falconと新型PS3でほぼ同等の消費電力になった形ですね。電気代自体は40GBから比べると通常使用では年間数百円違う程度なので、あまり大きな差はないですね。

Xbox360 Jasper・PS3 Cell 45nmでどうなるか

今回、新型PS3ではCPUであるCellとGPUであるRSXが65nmとなりました。Xbox360はCPUは65nmなもののGPUはFalconではまだ90nm。1年遅れで発売しながらXbox360を追い抜かしてしまった形ですね。Xbox360は次のJasperでGPUが65nmになると言われていますが、海外では未だ確認報告無し。明日AC6+塊魂付きのバリューパックは出ますが、Jasperである可能性はちょっと薄い気がします。

PS3の方はすでにCellが45nmへの移行もかなり前に発表されています。

ISSCCに次世代Cell B.E. 45nm版が登場

Xbox360のJasper登場、PS3のCell45nm搭載で消費電力がどう変わっていくか、また情報が出てきたら引き続きウォッチして表とグラフを更新していきたいと思います。