E3 2010レポート〜新型Xbox360

E3で発表された、小型化されたXbox360の新型。プレスカンファレンスの最後で、旧型本体のモックを外すと中から新型が登場するという、なかなか面白い演出でしたね(まあ、事前のリークで漏れていましたけど)。日本でも、6/24より発売されることが決まっており、もう間もなく購入することが可能となります。

Xbox 360 250GB【メーカー生産終了】

Xbox 360 250GB【メーカー生産終了】

E3会場でも、各種ブースの試遊機はどれもこの新型。また、MSのブースでは触れる形で本体が展示されていたので、実際に触ってきました。

実際に見た印象としては、そこまで極端に小型化した印象はありません。縦横奥行きの比率が、それほど旧型と変化していないことも影響していると思います。旧型より若干鋭角的になったデザインと黒ボディは、どことなく初代XBOXも思い起こさせますね。手で持ってみたところずっしりとした質感はかわらず。最も片手で持てるようになっただけ、軽くなったということかもしれません。

HDDが本体内に搭載されるようになり、旧型とのHDD互換性はなくなりました。また、USB端子が増え、電源スイッチがタッチセンサになっているところなどは、PS3が薄型になって捨ててきたところを逆に搭載している感じですね。無線LANが標準搭載でかつ11n対応になったのは、これまで外付けのユニットがかなり割高だったことを考えると無線派にはありがたいところでしょうね。HDD容量は250GBと大容量でPS3の大容量モデルと同じとなっています。

PCWatchでは、すでに分解レポートまで来ていますね。

【PC Watch】 新型Xbox 360米国版ハードウェアレポート 〜小型で省電力、シンプルな基板

45nmでCPUとGPUが統合されているモデルということで、とても洗練された印象。消費電力も70W程度と大きく低下しており、静音化もかなり図られているようです。

現状、日本ではPS3と比べて非常に厳しい立場にあるXbox360ですが、海外まで含めてみればHDゲーム機におけるリードプラットホームであり、多くのソフトはPS3とマルチで展開、シューティングやギャルゲなどでは独占ソフトなども多数あります。これまでその大きさと音に抵抗感を感じていた人には、悪くない選択肢かもしれません。また、初期型を持っておりその騒音やHDD容量不足などに悩んでいた人にも、買い替えるにはいいタイミングとなるかもしれませんね。薄型PS3の時と違い、さほど爆発的な売れ行きとはならないとは思いますが、一部Xbox360好きには興味深いハードの発売となりそうです。