ひと味違う体験が可能〜「WiiSportsの裏技集」

12/2に発売され、二次出荷もぼちぼち出て来ている感じのWii。絶好調な売れ行きなのですが、一緒に売れるソフトで一番売れているのが、CMなどでも猛プッシュされていた「WiiSports」です。実際、自分もロンチで買った4本では一番面白いと感じ、毎日プレイしています。一度無茶しすぎて手首を痛めてしまい、2日ほど間おきましたけど。以降は、手首が痛くなってきたらこまめに休憩するように気を付けています。

さて、そのWiiSportsですが、よく指摘されているのが選べるモードやコートの少なさについてです。自分も同様の不満は感じています。もっとも、通常の熟練度ベースの対戦やトレーニングでも十分歯ごたえがあって面白いのですけどね。

ただ、実はこのWiiSports、裏技でコートやモードを変更したりするものが隠されているのです。北米で先行発売された際に、すでにこれら裏技が判明していてGamespotで紹介されています。

Wii Sports Cheats - Wii Sports Codes - Wii Sports Secrets

上記情報は1週間ほど前の時点ですでにあったものですが、日本ではあまり知られていないようなので、以下に和訳&補足して紹介しておきます。(画像はPCでキャプチャしたもので、画像中のMiiは某クリエータを模したものです。)

ボール色変更(ボーリング)

ボーリングのゲームを選択し、各種設定後の警告画面から画面が暗転する前に十字キーのいずれかの方向を押し、暗転後に画面が完全に表示されるまで押し続けると、押していた十字キーの方向に応じて、以下の表の通りにボールの色が変化します。

十字キー 上↑ 下↓ 左← 右→
(通常)
イメージ

なお、これはゲーム開始時だけでなく、プレイ中に「+」ボタンを押して「やりなおし」を選択した場合でも上記裏技は有効です。片手でも素早く押せば反応してくれますが、結構タイミングはシビアなので、確実に入力したい場合は両手を使って、以下の画面のときにあらかじめ十字キーを押し、押したままの状態でAボタンで決定するとよいでしょう。

十字キーを押し始めるタイミング
ゲーム開始時 ゲーム中断時

コートの変更(テニス)

テニスのゲーム選択に入る時の暗転前に、リモコンの「2」ボタンを押しっぱなしにしておくと、通常の芝のコートからハードコートへ変化します。

コート 芝コート(通常) ハードコート
ボタン なし 開始時「2」ボタン押
イメージ

ボタン入力のタイミングなどは上記ボーリングと同様です。「やりなおし」でもコートチェンジができます。ハードコートはトレーニングモードで使われているものですね。コートが替わっても、特にバウンドなどが変化する印象はしませんでした。

ゲージなど情報表示無しでのプレイ(ゴルフ)

ゴルフの場合は、ゴルフを選択後の暗転時ではなく、下記のコース選択をする画面で「2」ボタンを押しながらコースを決定します。


コース選択後に暗転から復帰するまで「2」ボタンを押し続けることで、通常表示される左側のゲージや右側のコース図や風の情報などが一切表示されないモードで遊ぶことができます。

モード 情報表示あり(通常) 情報表示なし
ボタン なし 開始時「2」ボタン押
イメージ

みんなのゴルフでも似たようなモードがありましたが、WiiSportsは動作がリアルな分、かなり没入感は増すモードです。その代わり、距離感をあわせるのが非常にむずかしいですね。実際のゴルフなら、周辺にヤード杭があって残りヤードはある程度把握でき、それに併せてクラブも数種類選べます。しかし、Wiiゴルフだと、クラブはドライバー、アイアン、パターの3種類のみ。さらに2Dのディスプレイ越しで立体視できないので、なかなか感覚的には距離はつかめません。一応、パットの時だけは目安のラインが出てきますけどね。それでも、明確に表示される数字が無くなる分、コンピュータゲームっぽさがかなり薄れるのはいい感じです。

投球フォーム変更(ベースボール)

コメント欄でmonさんより情報提供いただいた項目です。ベースボールで投球動作の際、「1」ボタンを押すとオーバースロー、「2」ボタンを押すとアンダースローになります。これは、押し続けるなどの操作は必要ではなく、球種選択同様に単に投球前にボタンを押すだけです。フォーム変更は記憶されており、次に「1」or「2」ボタンを押すまで維持されます。以下、具体的なフォームの違いを載せておきます。

オーバースロー(「1」ボタン(通常))
アンダースロー(「2」ボタン)

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91ピンストライク(ボーリング)

レーニングモードの「なぎ倒し」において、最終フレームでは91ピンを倒すことになります。このとき、利き手側のレールのところまで移動し、ボールがレール上をまっすぐ転がるように投擲します。そのままレール上を完全にわたりきると、爆発音のあと91ピンが一度に倒れ、ストライク扱いになります。これについてはYouTubeに動画があるので参照してください。

自分もやってみましたが、結構難しいですね。なお、この裏技は最終フレームのみで、他のフレームではうまくレールの上を転がしてもストライクにはなってくれません。一応、たまたま成功したものを紹介しておきます。

ひと味違ったWiiSports体験を楽しみたい方におすすめ

上記Gamespotのページでは、これらの裏技の他、プロレベルになったときの要素(観客が増えるなど)も書かれていますが、自分自身まだ確認していないので省略します。ここで紹介した裏技は、どれもほんの少し雰囲気を変える程度のものですが、そもそもそうしたカスタマイズ要素の少ないWiiSportsではなかなか貴重なものではないでしょうか?おそらく、初心者でも設定の手間無く遊べることを重視して、あえて隠し要素にしたんでしょうけど、できれば分かる人にはいろいろ選べるようなメニューを用意しておきたかったところです。

WiiSportsを日々楽しまれている方、気分転換に今回紹介した裏技を試してみてはいかがでしょうか?特にゴルフの情報表示なしはかなり違うゲーム性になるので、一度プレイされることをおすすめします。