せなか:オタロードBlog: ニンテンドーDSが入荷され、かなりの勢いで売れていた

先日新型のニンテンドーDS Liteが発表されたばかりですが、ニンテンドーDSの売り上げにかげりは見えないようです。任天堂の以前のアナウンスのように、今週末は結構な数のニンテンドーDSが出荷されており、全国の大手量販店、ゲームショップに入荷されていることが2chなどで報告されています。
その中の一つ、大阪日本橋でのニンテンドーDSの一日の売れ行きを詳細にレポートされているのが表題の記事です。時間と共に在庫が無くなって様子が分かって面白いですね。結局、出荷数は先週よりは増えたとはいえ、需要はまだまだ衰えておらず、一日持たない状態だったようです。たしかに、1月だけで数十万単位で需要>供給状態だったわけで、購入意欲が収まった人、新型待ちに映った人を考慮しても、まだまだ相当な数の需要があるんでしょうね。
実際に購入する人で、新型のことをどの程度知っているのかは分かっていません。一応朝日新聞などには記事で載っているので、それなりには知っていそうでしょうけど。一応、店によっては新型の情報を店頭で告知し、購入できるのは従来型DSであることを明記しているところもあるようです。
「Nintendo DS」が再入荷するも売り切れ続出
こうしてみると、新型による買い控えの影響は余り大きくないかもしれませんね。実際、脳トレを購入するような層は、あくまでソフトがやりたいから仕方なくDSを購入するわけです。脳トレもっと脳トレ、本体でちょうど2万円でおさまるぐらい。これが買い頃の値段なのかもしれません。DSが重く液晶が若干暗いというのは、正直購入して使ってみなければあまりわからないことです。デザインがださいというのもありますが、それも我慢できるレベル。むしろ、松嶋菜々子が使っているイメージが出ているので、それと同じ、と言う方が大きいのかもしれません。また、値段も1800円新型では高くなってしまいますからね。出来るソフトが同じなら、旧型でもかまわないというユーザも多いのでしょう。
ただ、こうした状況も、DSLiteのモックなどが並び出すと多少変わってくるかも知れません。脳トレをはやっているからと買う層は、2万円ぐらいをぽんと出せる層でもあります。店頭でDSLiteを見て、従来DSと見比べたなら単純にDSLiteの良さが伝わるでしょう。そうなると、どうせなら、と新型を即座に選んでしまう可能性もあります。DSLiteの実機で比較されていれば、液晶の明るさの違いもわかるのでより一層直感に訴えかける部分も大きくなるでしょう。
こうしてみると、今回のニンテンドーDS Liteの戦略、任天堂的には失敗する要素はあまりないのかもしれません。DSLite発売までは従来DSが売れ、DSLiteが発売されればそっちが売れるという。あとは、こういった新規購入層の購入意欲をどの程度持続させていけるかですね。今年はどちらかというと聖剣伝説DSテイルズオブザテンペストなどゲーマー向けが主体となっています。TouchGenerationsはえいご漬け、旅の指さし〜などがありますが、こっちももっとがんばっていく必要があるでしょうね。
個人的には、海外で発表されているテトリスDSが、この手の一般層にも受けるんじゃないかと思っています。日本発売はいつかまだ分かっていませんけど、正式発表を期待しています。
IGN: Tetris Goes Wi-Fi