XboxOne、日本での発売日が9/4に決定

据え置きゲーム機が元気のない日本。その日本での発売が遅れていたXboxOne。先日9月の発売が予告されていましたが、本日具体的な発売日が発表となりました。

Xbox Oneの国内発売日が9月4日に決定 日本国内で48社のゲームメーカーが参入 - ファミ通.com

発売日は9/4。比較的早い日付での発売でしたね。ただ、学生にとっては夏休み明けにもなりますし、社会人的にもこれといって特徴のある時期では無い気はします。年末商戦向けの仕込みということなんですかね。まあ、他の国の発売も9月でしたので、あまり日本の都合とか考えてないとは思いますが。

タイトルはMSタイトルやPS4マルチの洋ゲーが中心。和ゲーもPS4マルチ中心ですね。ラインナップとしてPS4とさほど差があるわけではなくむしろXboxOneの方が充実しているぐらいですが、洋ゲーがそもそも訴求力が低くプラットホームとしての台数の伸びも見込めないXboxOneで果たしてどういった勝負をするつもりなのか。価格もまだ発表されていませんし。TV関連の連動要素も、地デジが普及してセットトップボックスがレアな存在の日本でHDMI入力をどう活用するのか、その辺も見えていません。Kinect標準搭載で5万前後で出してくるとすると、MSゲーマニア、洋ゲーマニアかつ360でのフレンド付き合いがある人とかぐらいしか手を出さないような気もするんですが。

とりあえず、発売まではまだ4ヶ月以上先ですので、追加サービスなどの続報待ちというところでしょうか。

ソニー、スクエニ株を売却へ

好調なスタートは切ったもののその後のソフト不足で売上低迷しているPS4妖怪ウォッチがブーム化してきていますが任天堂側もいまいちパッとせず、週販ではVitaが2.4万台でトップになるような昨今のゲーム業界。

「第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇」が初週販売数合計27万本となった「ゲームソフト週間販売ランキング+」 - 4Gamer.net

そんな中、いろいろ資金繰りに苦労しているソニーがビルなどの売却に引き続いてまたひとつ資産の売却を行いました。それはSCE保有スクエニ株です。

ソニー、SCE保有のスク・エニ株を売却へ - ITmedia ニュース

坂口氏のFF映画でスクウェアが苦境に陥っていた時に、SCEが出資していたものですね。

News:速報:スクウェア,SCEI引き受けの第三者割当増資148億円

2001年なのでもう12年以上前ですか。PS、SSで争っていた時にFF7で一気に情勢をソニー側に引き寄せ、ある意味ソニーのセカンド的な存在感も見せていた時期でしたからね。その後も株は持っていたわけですが、ドラクエとかでは特にPSが優遇されたりもせず、FFもマルチで出たりとあまりソニーの影響力が強く出てきていなかった印象がありましたが、今回その出資関係も解消されてしまったわけですね。

しかし、ソニーはゲーム関連どうするんでしょうね。PS4自体は素直なゲーム機で海外サードの支持を得ていますが、洋ゲー人気の無い日本ではいかんせん地味。日本の現状のコンシューマーゲームを支えているオタクゲームや家族向けゲームも特に高いハードスペックは必要としてませんからね。利益的なものが重要なので、海外で儲けられればOKってことなんですかね。もっとも、一方のスクエニも最近はコンシューマーゲームにはかなり後ろ向き。ソーシャル偏重も目立っていましたし、FFブランドの価値も大分落ちてしまったのでソニー的にもスクエニ株持っていたからってどうなるものでも無いかもしれませんが。

現状、なんとも元気のない感じのゲーム業界。何か盛り上がるような要素が出てくるといいんですけどね。

スマブラ最新作、3DS版は夏・WiiU版は冬発売

4/1から消費税率が8%に引き上げられ、店頭の数字が税込みだったり税別だったり1円の単位がバラバラで気持ち悪かったりとカオスな状況を味わっている最近。先週の週販でもハード・ソフト共に非常にお寒い数字が並んでいます。

「JUST DANCE Wii U」「NAtURAL DOCtRINE」がランクインの「ゲームソフト週間販売ランキング+」 - 4Gamer.net

一方、今朝7時からはスマブラ最新作の特別Nintedo Directが開催されました。(スマブラXみたいな呼称がないのがよびづらいですね。)


『大乱闘スマッシュブラザーズ』ニンテンドー3DSは2014年夏、Wii Uは2014年冬発売!【スマブラDirect】 - ファミ通.com

自分は寝坊してしまい、生で見たのは最後の10分ぐらいでしたね。情報として特に大きかったのは発売時期でしょうか。もともとスマブラWiiU用のキラーとして見られており、その後3DSとのマルチになった後もWiiUがあくまでメインだと思われていました。発売は当然同発なんだろうと思っていたのですが、まさかの3DS版先行発売でしたね。

据置と携帯機とはいえAIやモーションなどのリソースの流用はしているでしょうし、キャラも共通のようなので、任天堂的に「一粒で二度美味しい」的な、マルチタイトルを同一顧客に両方買わせる戦略を狙っているのかもしれません。開発がバンナムなので、バンナムお得の商法を任天堂も踏襲してきた形ですかね。機種が違い、タイトルは一緒でもモードやいくつかの差分で別物に見せかける、みたいな。同発だと食い合ってしまって客が「どっちかだけ買って満足してしまう」ことを恐れたんでしょうか。単純にWiiU版の開発が難航している、ということもあるかもしれませんが、3DS版も送らせてホリデーで同発、という施策もとれたわけですしね。

任天堂的には5月のマリカ8とこのスマブラが直近では最大の弾。ここで利益を最大限に引き出さないといけないので、「任天堂らしい営業利益」を掲げている中いろいろ大変なのかもしれません。個人的にはとりあえずE3でマリカ・スマブラ後のソフトをどの程度見せられるかに注目したいと思います。それがないようだと、本当にマリカスマブラで終了になってしまうので。

米Amazon「Fire TV」発表〜AndroidベースのSTB、TVでゲームプレイも

家庭用ゲーム機が伸び悩み、スマホのプラットフォームが拡大を続ける中、スペック的にもスマホ側で上昇が続きiOSでもコントローラ対応が進むなどゲーム関連での環境が広がりを見せています。そんな中、ゲーム機参入をいろいろ噂されていたAmazonから、具体的な端末の発表がされました。

Amazon launches Fire TV, an Android-powered streaming and gaming set-top box for $99

発表された端末は「Amazon Fire TV」。スペック的にはクアッドコアのCPUに2GBのメモリでAndroidベース、Kindle FireをTV接続対応にしたような感じで、PS Vita TVと非常に似たアプローチとなります。すなわちApple TVともにており、Androidゲームを外付けコントローラでもできることからOuyaとかともかぶる感じですね。

PlayStation Vita TV Value Pack (VTE-1000AA01) 【メーカー生産終了】 Apple ハイビジョン対応 Apple TV MD199J/A OUYA コンソール とワイヤレスコントローラ 並行輸入品

もっとも、Amazon App Storeのゲームがそのまま動くということでVita TVよりもソフト数は多くなりそうですし、Ouyaよりもブランド力もあるため受け入れられる幅は大きいでしょうね。Appleもコントロール対応を進めているため次期AppleTVではゲーム対応をしてきそうな気もしますが、Amazonが先手を打ってきた感じでしょうか。Googleも Chromecastというスティック型のAppleTVみたいなアプローチを取っていましたが、Google Play対応の同様の端末も出てきそうな気がしますね。

Chromecast

日本では据え置きゲーム機が下火になる中、Appleも同様のアプローチを取ってくるとかなり影響は出てきそうな感じはしますね。海外ほどハイスペックゲーム機へ高いお金を支払おうという人が減っている中、高機能据え置きゲーム機の広がりへの障害となってしまうかもしれませんね。もっとも、Vita TVでも伸び悩んでいるので、Amazonの端末だけでは弱いでしょうが。Apple TVのゲーム対応次第といったところでしょうか。

ドラゴンクエストX、国内累計販売本数100万本達成〜2013年末の時点で

国内のMMOとして最大級の人気を維持し続けているドラクエX

ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン [ダウンロード] ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン(通常版) - Wii ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン (WiiU版)

個人的にはハロウィンイベント後半の手抜きで急激に萎え、その後はバレンタインとホワイトデーのイベントでフィギュアをもらうぐらいしかプレイしていないような状態になっていますが、そのドラクエXがとうとう大台を達成したようです。

『ドラゴンクエストX』国内累計売上本数100万本を突破! - ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン

国内累計販売本数100万本。これは2.0の追加パッケージは含まない模様。

ただし、WiiWiiU・PCで同一アカウントで使っていたり、一人が複数アカウントを利用しているものは含んでいるんでしょうね。ですので、ミリオンとは言っても実質のユーザーとして100万は達成していないでしょう。最も、達成したのは2013年末とのこと。実に3ヶ月前のこととなります。あくまで通過点ということなので今回Yahooゲームズ版の発表と併せての発表となったようです。

MMO、という括りでみれば立派な数字ですがドラクエという括りでみればたしかに「ミリオンで当たり前」というところもあります。鮮度という意味では大分落ちてしまっていますが、そこはMMO。これからどれだけ伸ばすことができますか。

Kindleでラノベセール中〜角川50%、電撃40% OFFなど

最近、購買意欲が増している電子書籍。前は店舗特典などもあって実物のコミックスを買っていたものなんですが、何分本を捨てれない性分のためコミックスの本棚等の圧迫がひどいこと、特典も結構かさばってしまうことがあって最近は電子書籍に切り替えています。

電子書籍として難しいのが「書店がたくさんあり、買った本が書店にしばられること」。有名どころはAmazon Kindle紀伊國屋、BookLive、KoboSony Reader、Book Walkerなんかかと思うのですが、各々で専用のアプリを使ってしか閲覧ができません。このDRMの縛りがもうちょっと緩くなり、相互のやりとりができるともっと融通が効くんですけどね。

ただ、一方でこうした書店間での客の奪い合いをやる関係か、セールを各書籍で追従して打ち合うこともよくあります。日本の場合はどうも大本の本を出している出版社が強いらしく、セールの価格を決めているのも書店側。そのため、あるショップがその出版社でセールを打てば、同様に他の書店でもセールが打たれる、って感じになるようです。なので、比較的どこかの書店に絞って購入していても、似たようなセールが行われるという形です。特に楽天koboが積極的にセールを打ち、それをKindleとかが追従するパターンが多いみたいですね。

自分は書店の中では主にKindleとBookLive!を使っています。Kindleは元々本命として注目していたため。Paperwhiteも買っていて、Amazonも多用しているので馴染み深いというところもあります。

Kindle Paperwhite (第6世代) ―Wi-Fi Kindle Paperwhite (第6世代) ―Wi-Fi + 3G

自分が持っているのは前のモデルの3G版ですね。当時のレビューは以下のとおり。

軽量美麗なAmazon製電子書籍ビューワ「Kindle Paperwhite 3G」ファーストインプレッション - わぱのつれづれ日記

Paperwhiteは、小ぶりで時間が長持ちすることで小説を読むにはかなりいいデバイスなんですが、マンガの場合だと電子ペーパーはちょっと暗転がきつくて辛いところがありました。電子書籍だと独自にカラー化している本も多く、そういった本を読む上でも結局Nexus7とかで見る必要があるんですよね。とくにジャンプが積極的ですが。

To LOVEる―とらぶる―ダークネス カラー版 9 (ジャンプコミックスDIGITAL) DEATH NOTE カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

書店としても、KindleAmazonとなまじ同じ購入形態となっているため、まとめ買いが面倒くさかったり買った本がまとめづらかったりもします。なので、最近はマンガについてはBookLive!の方を積極的に使ったりしていますね。最近2回ほど「全冊50%オフ」みたいなキャンペーンがあったので、その時にまとめ買いとかした形です。

BookLive!、過去最大規模キャンペーン第2弾は全作品50%オフ - ITmedia eBook USER

一方、Kindleは特に小説の方であればPaperwhiteが非常に優秀なデバイスとなります。サイズが小さいので容量の小さいPaperwhiteでも大量に持ち運べるのもいいですね。ですので、小説はKindleがメインな感じになっています。

角川・電撃などでセール開催中〜「ロードス島戦記」や「はたらく魔王さま」など

前置きが大分長くなってしまいましたが、そうした電子書籍熱が上がってきている中、ちょうどAmazonの方でラノベ関連のセールが始まっているようです。

ほとんどのライトノベルが40%OFFセールやー!「のうりん」「デート・ア・ライブ」「ロードス島戦記」「All You Need Is Kill」「なれる!SE」など7000冊以上 | きんどるどうでしょう

角川については、先日も70%オフの一大セールがありましたね。

70%以上OFF――角川書店祭り、Kindle/Koboで展開 - ITmedia eBook USER

自分はこの時、昔から好きで文庫版を持っているロードス島戦記シリーズと、同じく文庫では大量に持っている星新一の本を何冊か購入しました。

きまぐれロボット (角川文庫) 新装版 ロードス島戦記 灰色の魔女 (角川スニーカー文庫)

どっちも文庫はあるのですが、電子版で手軽で読んでみたいと思ったんですよね。もう何十年も読んでない本でしたし。今回も前回ほどではないですが割引は50%となっています。ロードス島戦記は前回セール時には5巻までしか発売してなかったので、残りの6,7巻をこの機会に購入してしまおうかと考えています。

新装版 ロードス島戦記 6 ロードスの聖騎士(上) (角川スニーカー文庫) 新装版 ロードス島戦記 7 ロードスの聖騎士(下) (角川スニーカー文庫)

そして今回は角川だけでなく電撃も40%セール中。電撃は結構昔は文庫で買っていましたが、最近買わなくなっていたんですよね。電子版に注目していたのですが、中々セールがなく買う機会がなかっただけに、今回のセールは興味が惹かれます。

とりあえず、アニメが面白くて前々から興味があった「はたらく魔王さま」シリーズの最初の3冊を購入してみました。620円が324円と、43%オフですね。

はたらく魔王さま! (電撃文庫) はたらく魔王さま!2 (電撃文庫) はたらく魔王さま!3 (電撃文庫)

ラノベなのでPaperwhiteとiPhoneで1巻を読んでいますが、非常に快適。特にWhisperSyncという端末間同期機能が優秀ですね。家や建物とかでPaperwhiteで読み、外でiPhoneを読むというときに読んだところまで綺麗に同期して続きを読むことができるので、端末を意識せず読み進められます。無料ながらマンガがダウンロードできない・普通のネットもつながらないなどもあってPaperwhiteの3G機能を持て余していましたが、このWhisperSyncがWiFi無しでも確実に行われるという点は非常に大きなメリットですね。iPhoneのアプリでも、マンガだとさすがにiPhone5sでは小さすぎて拡大しないと読みづらく使い勝手が悪いのですが、小説なら文字サイズを少し大きくしてやることで普通に読むことができます。電車とかで読むのも読みやすくていいですね。ラノベなら挿絵のところだけ気をつければ横から見られてもあまり恥ずかしく無いですし。

「積み本」消化が課題

以上のような感じで、角川と電撃のラノベセールを自分の電子書籍利用スタイルと併せて紹介してみました。はたらく魔王さまは1巻を読んだ限りアニメ同様おもしろかったので、現状10巻まで出てるのをまとめて買ってしまってもいいかなとは思っています。

はたらく魔王さま!9 (電撃文庫) はたらく魔王さま!10 (電撃文庫)

後は「とある魔術」シリーズも新約あたりから追ってないので興味あったのですが、こっちはセールになってないようですね。電撃といってもセールになっているものとないものがあるようなので、注意は必要そうです。

しかし、こういうセールの時に難しいのが「どこまで買うか」ですよね。結構セールは頻繁に打たれるので、まとめて買っても読み切る前にさらに安いセールが打たれる、なんてこともあるわけで。まとめ買いだと額も結構変わってきますしね。まあ、とはいえ40%や50%はある程度底レベルなのかもしれませんが。

それと、多数出ているシリーズだと全部買ってしまうのか、部分的に買うのかも悩みどころ。まず最初の方だけ買って読み終わったら次のセールで買う、というのありとは思うんですが、次のセールがある保証もないですからね。クラウド上に本は置かれているので、まとめて買っても本棚を圧迫することもなく、一気にまとめ買いしてしまっても良い感じもします。ただ、そうすると読んでない本がどんどん溜まっていき、ゲームで言う「積みゲー」ならぬ「積み本」が増えていってしまう状態に。これはこれで芳しくないですよね。どっちかというと、物理的に増えない分Steamの積みゲーに近い感じ。気をつけないと何十冊と積んでしまう可能性もあります。

とりあえず、自分は今回は「はたらく魔王さま」と「ロードス島戦記」の残りあたりを買うつもりですが、他の文庫でもいろいろセールが打たれているものもあるようですので、他のシリーズで興味あるのがあればこれを機会に手を出してみてもいいかもしれません。なお期限は前述のきんどうの記事によると4/4までとのことです。


P.S.
はたらく魔王さま」をチクチク10巻まで購入してみましたが、10巻はまだKindle化前だったんですね4/30発刊で現状では予約購入の形みたいです(割引は適用されてるみたいですが)。

はたらく魔王さま! (10) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (10) (電撃文庫)

書籍版は2013/12/10に発売なので5ヶ月半遅れぐらいですか。元々角川は自前の「BOOK WALKER」が優先で、BOOK WALKERではすでに2014/1/30には配信されているようです。ちょうど3ヶ月遅れですね。

はたらく魔王さま!10 │電子書籍ストア BOOK☆WALKER

この手のタイムラグがもうちょっと短いと利用しやすくなるんですどね。電撃とかはBOOK WALKERで揃えた方がいいのかもしれませんが、あまり書店を分散させたくないので悩ましいところです。

ソニーがPS4向けVR HMD「Project Morpheus」発表

世界的に600万台を販売し今世代の据え置きゲーム機市場をリードするPS4

Playstation 4 First Limited Pack with Playstation Camera (プレイステーション4専用ソフト KNACK ダウンロード用 プロダクトコード 同梱) PlayStation 4 ジェット・ブラック 500GB (CUH-1000AB01) 【メーカー生産終了】

一方、日本では2週目以降に失速し先週も3万台を割る販売で浮上のきっかけはなかなかつかめていません。

「DARK SOULS II」で合計26万人がソウルを求めて死地に赴いた「ゲームソフト週間販売ランキング+」 - 4Gamer.net

そんなPS4向けに、現在開催中のGDC2014にて面白い発表がありました。それは、PS4向けのVRヘッドマウントディスプレイです。

ソニー『Project Morpheus』発表、プレイステーション4対応の没入型VRヘッドセット - Engadget Japanese

前から噂は出ていましたが、思ったよりも丸っこい、かわいいデザインで出てきましたね。ちょっとAIBOを思い出してしまいました。技術的には先行のOculus Riftの後追いのような感じですね。ヘッドトラッキングについてはPSカメラでマーカーを認識する形。画像認識なので比較的安価に提供できそうですね。後はジャイロや横方向の視野もあるディスプレイ等。アプローチ的にはWiiリモコンに対してPSMoveを出してきたのとおなじ感じがします。

実際販売するときにいくらになるか、そしてどの程度キラーソフトを用意できるかが鍵でしょうね。値段は3万程度には抑えてもらわないと、「ゲーム周辺機器」としては厳しいところがあると思います。カメラも実売で5000円以上するわけですし、PS4の本体自体も4万とかするわけなんで。

価格や未来感的なところでもAIBOとだぶるところはありますね。商売としてなりたつのか、と。どっちかというとデモとか中心の広告商品にしか鳴らない気もします。今週末にAnimeJapanにてHMZを使ったアイマスのARデモがちょうどあるのですが、こういう「金を出すときはとことん出すオタク向け」にピンポイントで攻めたほうがいい気もしますね。

AnimeJapan 2014 | コミュニティ | ヘッドマウントディスプレイ “Personal 3D Viewer” | ソニー

ともあれ、個人的にはこの手のヒューマンインタフェース拡張、VR、ARの分野ネタは大好きです。任天堂に惹かれたのもDSのタッチペンでのゲーム体験、Wiiでのリモコンでのゲーム体験など「今まで味わったことのない新しい体験・驚き」に惹かれて、でしたし。Kinectとかも好きですね。最近の任天堂はこの手のギミック方面の驚き、新鮮味がないのが残念なところです。WiiU3DSも枯れてない技術載せただけみたいになってしまってましたし。ソニーのこのHMDについては商売的には正直どうかと思うのですが、「展示会とかでぜひ触ってみたい」と思えるネタではありますね。日本だと秋の東京ゲームショウCEATECあたりでのお披露目ですかね。長蛇の列が予想されますが、是非体験してみたいものです。