ソニー、スクエニ株を売却へ

好調なスタートは切ったもののその後のソフト不足で売上低迷しているPS4妖怪ウォッチがブーム化してきていますが任天堂側もいまいちパッとせず、週販ではVitaが2.4万台でトップになるような昨今のゲーム業界。

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そんな中、いろいろ資金繰りに苦労しているソニーがビルなどの売却に引き続いてまたひとつ資産の売却を行いました。それはSCE保有スクエニ株です。

ソニー、SCE保有のスク・エニ株を売却へ - ITmedia ニュース

坂口氏のFF映画でスクウェアが苦境に陥っていた時に、SCEが出資していたものですね。

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2001年なのでもう12年以上前ですか。PS、SSで争っていた時にFF7で一気に情勢をソニー側に引き寄せ、ある意味ソニーのセカンド的な存在感も見せていた時期でしたからね。その後も株は持っていたわけですが、ドラクエとかでは特にPSが優遇されたりもせず、FFもマルチで出たりとあまりソニーの影響力が強く出てきていなかった印象がありましたが、今回その出資関係も解消されてしまったわけですね。

しかし、ソニーはゲーム関連どうするんでしょうね。PS4自体は素直なゲーム機で海外サードの支持を得ていますが、洋ゲー人気の無い日本ではいかんせん地味。日本の現状のコンシューマーゲームを支えているオタクゲームや家族向けゲームも特に高いハードスペックは必要としてませんからね。利益的なものが重要なので、海外で儲けられればOKってことなんですかね。もっとも、一方のスクエニも最近はコンシューマーゲームにはかなり後ろ向き。ソーシャル偏重も目立っていましたし、FFブランドの価値も大分落ちてしまったのでソニー的にもスクエニ株持っていたからってどうなるものでも無いかもしれませんが。

現状、なんとも元気のない感じのゲーム業界。何か盛り上がるような要素が出てくるといいんですけどね。