米Amazon「Fire TV」発表〜AndroidベースのSTB、TVでゲームプレイも
家庭用ゲーム機が伸び悩み、スマホのプラットフォームが拡大を続ける中、スペック的にもスマホ側で上昇が続きiOSでもコントローラ対応が進むなどゲーム関連での環境が広がりを見せています。そんな中、ゲーム機参入をいろいろ噂されていたAmazonから、具体的な端末の発表がされました。
Amazon launches Fire TV, an Android-powered streaming and gaming set-top box for $99
発表された端末は「Amazon Fire TV」。スペック的にはクアッドコアのCPUに2GBのメモリでAndroidベース、Kindle FireをTV接続対応にしたような感じで、PS Vita TVと非常に似たアプローチとなります。すなわちApple TVともにており、Androidゲームを外付けコントローラでもできることからOuyaとかともかぶる感じですね。
もっとも、Amazon App Storeのゲームがそのまま動くということでVita TVよりもソフト数は多くなりそうですし、Ouyaよりもブランド力もあるため受け入れられる幅は大きいでしょうね。Appleもコントロール対応を進めているため次期AppleTVではゲーム対応をしてきそうな気もしますが、Amazonが先手を打ってきた感じでしょうか。Googleも Chromecastというスティック型のAppleTVみたいなアプローチを取っていましたが、Google Play対応の同様の端末も出てきそうな気がしますね。
日本では据え置きゲーム機が下火になる中、Appleも同様のアプローチを取ってくるとかなり影響は出てきそうな感じはしますね。海外ほどハイスペックゲーム機へ高いお金を支払おうという人が減っている中、高機能据え置きゲーム機の広がりへの障害となってしまうかもしれませんね。もっとも、Vita TVでも伸び悩んでいるので、Amazonの端末だけでは弱いでしょうが。Apple TVのゲーム対応次第といったところでしょうか。