Xbox360、USBストレージのゲーム利用解禁か〜容量は限定的
ゲーム機において、ネットワークコンテンツやセーブデータ、はたまたバグ発生時のパッチなどさまざまなデータの保存に使われるストレージ。ファミコン時代のバッテリーバックアップに始まり、フラッシュメモリへ移行してPSのメモリーカードで標準的となり、現世代ではHDDやSDメモリなどのオープンなデバイスへと移行してきています。
そんな中、現行機においてPS2ライクな専用メモリーユニットと専用HDDという枠組みを使っているのが、Xbox360です。
HDDは最近250GBも発売されていますが、定価15500円と、普通のHDDに比べるとかなり割高。さらに、メモリーユニットにおいては容量512MBで定価3150円と、PS2の8MBメモリーカード並のコストパフォーマンスの悪さとなっています。
かなりの部分でPS2のビジネスモデルを踏襲した感のあるXbox360ですので、PS2で美味しかったところを真似たいというところもあったのでしょうが、最近のネット配信やパッチ配信などのシステムにおいて、メモリーユニットの512MBでは足りなくなってきているのも事実。一度、Xbox360の大型アップデートの際には、古いメモリーユニットしかない人に大容量MUを配布する、なんて対応をとらされたこともありましたしね。
Xbox360 秋のアップデート用に128MBの空き必要〜北米で512MBメモリ配布や20GBHDD割引販売の対処措置も - わぱのつれづれ日記
そんな中、いよいよMSもMUの問題に対して、対策をしてくる模様です。
Xbox 360、次期アップデートでUSBストレージへのゲームコンテンツ保存に対応
上記engadgetさんの情報によれば、ひとつのUSBストレージに付き最大16GBまでの容量をXbox360のゲームデータ利用に充てられるとのこと。最大2つまでのデバイスということで、増やしても32GBまでと、HDDの完全代用とはならず、あくまでMUをUSBメモリで代用可能にする、といった感じですね。ただ、それでも現状USBメモリはかなり安価ですし、セーブデータのバックアップなどにUSBメモリが使えるのはよさげです。できれば、HDDもPS3のように一般のHDDで代用可能になると、コストパフォーマンスがよくなるんですけどねぇ。
ともかく、ユーザーに取ってはとりあえずデメリットは特に無い話。アップデートも4月中には行われるのでは、といわれています。これからE3に向けてNatalや新型の噂など、プラットホームとしてのリニューアルを図ろうとしているXbox360。PS3が薄型や周辺機器などで一足早くリニュアールしてきていますので、世界的に優位な立場にいる360がどう打って出るか、興味深いところです。