DSで「イクスピアリ」を案内するサービス〜任天堂とオリエンタルランドが共同で
驚異的な普及率で国民的ゲーム機となっているニンテンドーDS。新機種のDSiも既に200万台を越え、未だ好調を維持し続けています。
これだけの普及率となると、携帯電話同様一つのサービスプラットホームとしての応用も期待されており、これについては任天堂もいろいろと取り組んでいることを以前から公表していました。そんな中、今回また一つ大型のサービスが提供されることになったようです。
DSで「イクスピアリ」案内 任天堂とオリエンタルランドが新サービス - ITmedia News
今回提携した相手はディズニーランドで有名なオリエンタルランド。ディズニーシー内にある総合施設「イクスピアリ」の館内案内に、DSダウンロードサービスを用いたものが使われる、ということのようです。
携帯のQRを使ったサービスでも似たようなものはいくらでもありますが、DSであるメリットは何より慣れ親しんだDS操作で直感的に操作できることでしょう。まず開始の手順は所定の場所でDSのダウンロードサービスをつかいソフトをダウンロード。この作業自体のハードルは結構高いと思いますが、DSを持っている子供だと店頭のDSステーションを使った人も多いでしょうから、比較的なじみやすいような感じがします。それ以外にも、ワイヤレス通信のアクセス情報を使った現在地確認、16人までの間での位置情報交換、伝言サービスなど、Wi-Fi機能を使った独自のサービスも見受けられます。
目玉となる機能は、ルート検索でしょうか。屋内でのルート検索というのは、GPSでのカーナビなどに比べるとなかなか実用的なものが内のですが、こうして施設と端末を限定してしまうことで実現している形ですね。個人的には東京駅の構内とかの道案内もして欲しいところですが。DSiのカメラ機能などと組み合わせた道案内は少し面白そうです。
コア向けからライト向け、カジュアル向けまで多数のソフトラインナップを誇り、円熟期に入っているニンテンドーDS。次世代機も日々研究はしていると岩田社長も言っていますが、DSもまだDSiを出したこともありいろいろな展開を見せてくるでしょう。「消費者の無関心」と戦い続ける任天堂。果たして、今後も斬新な提案で我々を喜ばすことができるかどうか。期待しています。