社長が訊く『歩いてわかる 生活リズムDS』公開

今週末にはいよいよニンテンドーDSiが発売。

ニンテンドーDSi ホワイト【メーカー生産終了】

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ニンテンドーDSi ブラック【メーカー生産終了】

ニンテンドーDSi ブラック【メーカー生産終了】

それをうけてか連日「社長が訊く」のインタビューがいろいろ公開されていますが、今回はDSiと同日発売『歩いてわかる 生活リズムDS』のインタビューが掲載されています。

Touch-DS.jp - 社長が訊く 『歩いてわかる 生活リズムDS』

この生活リズムDSは自分も注目しており、購入予定のソフトです。

歩いてわかる 生活リズムDS (「生活リズム計」2個同梱)

歩いてわかる 生活リズムDS (「生活リズム計」2個同梱)

歩いてわかる 生活リズムDS

「一分ごとの歩数を記録」「生活リズム計に1週間分の生活リズム、1ヶ月分の歩数を記憶」「DSに転送して5年間分のデータ管理」といったあたりが興味を引いたところであり、以前のDSiのエントリでも一度取り上げましたが、今回は公開されたインタビューを絡めてもう少し触れてみたいと思います。

過去にもあった任天堂歩数計の取り組み

自分は前々から歩数計には興味を持っており、昔はポケットピカチュウで歩数を測ったりもしていました。

ポケットピカチュウカラー 金・銀といっしょ!

ポケットピカチュウカラー 金・銀といっしょ!

ポケットピカチュウカラー 金・銀といっしょ!

このポケットピカチュウ、ためた歩数分ピカチュウと仲良くなれたりしてなかなか使い勝手が良かったんですよね。また、一週間分の歩数を記録でき、それまでの累計も分かるというのも、これまでの傾向が確認できて楽しかったです。このポケットピカチュウは腰にクリップでつけていたのですが、その後半年ほどで落としてしまい紛失。その後、安い歩数計を商品でもらったりして利用していましたが、こっちは1日分の記録しかつけられなかったりして、なかなか継続利用するモチベーションにつながりませんでした。そうした意味では、この「生活リズムDS」はある意味待望の商品という感じですね。

最初はGBAカードリッジ型〜DSiの仕様により見直しへ

この生活リズムDSも、歩数計を題材にしたゲームとして検討されたようですが、かなりハードウェア主導で始まっていたようですね。まず、最初はDSのGBAカードリッジ向けに作られていたとのこと。たしかに、DSL向けに開発と言うことであればこれがスマートですよね。ただ、DSiGBAカードリッジが無くなったことでDSとの連携する拡張カードリッジが使えないというデメリットが生まれたわけですが、それがいきなり開発レベルで問題顕在化していたと。こういったことを堂々と表に出してくるあたりがなかなかすごいですね。DSカードに赤外線を入れるところも、内部基盤まで堂々と公開していて、社内ノウハウな感じもするのですが出し惜しみしない感じです。結果的にはGBAカードリッジ型よりも小型化できて、見た目はクールになった感じですが。

ハードウェア主導の工夫からソフトへの苦労

個人的に今回面白いと思った「1分ごとの歩数を記録できる」というのは、ハード側のひらめきで入れられた機能だったようです。古くは、初代ゲームボーイの通信ポートも「コストがさほど高くないからつけておいた」という理由でしたが、それに近い発想だったのかもしれません。目的歩数を達するとランプの色が変わる、というのもハード主導のアイデアのようですね。

もっとも、結局それをどう生かすか、というところで苦悩した模様。最初は歩数で世界地図を埋めていく、といったことを軸に置いていたようですけど、これが社内レビューで駄目出しを受けたと。このあたりは想像するとなかなかシビアな状況ですね。結果、WiiFitと同様、世の中の人が関心を持っている生活習慣に焦点を定めることで、いろいろとソフトの仕様が固まっていった模様。

特にグラフをいろいろと見ることができるのがいいですね。WiiFitも、自分の記録を長期つけて眺めるのが楽しいですし、この生活リズムDSでも同じような楽しみを味わえそうです。また、犬に対してもつけられるようにした、というのもなかなか面白い発想。愛犬との関わりへの着目としてはバウリンガルともちょっと似ていますね。

WiiFitDSiの追い風を生かせるか

このソフトは11/1の発売ですが、自分がDSiを予約したときに一緒に予約した際には、店員もソフト名を知らない状態。世間的にもまだ知名度はそこまで大きくは無いでしょう。ただ、CMも流しはじめましたし、11/1はDSiの発売もあるので、これに絡めてどの程度アピールできるかですね。家族内での複数利用を想定し、最初からリズム計を2個同梱、さらに個別売りもするだけに、家族で話題になっているタイミングで売りたいところでしょうね。

生活リズム計

生活リズム計

Wii Fitと同様の楽しみを提供していると思うので、その層にもうまく絡められると売上が伸ばせるように思います。できればWiiFitの体重・バランスデータも取り込めるようにして、歩数と体重の関係とかも見られるともっと面白かったかもしれませんね。(まあ、このあたりはWiiウェアDSiウェアあたりで後から「統合データ管理ソフト」とかを配信してくれてもいいですけど。)

ともかく、11/1の発売が非常に楽しみです。