任天堂株主総会 質疑応答について

先日のWii体験会の噂記事のときに昨年の株主総会の様子を引用させて頂いたそらねこ屋のところでも、今年の総会のレポートが公開されています。

06'任天堂株主総会レポート

1ページ目の株主総会の質疑応答がなかなか興味深いです。この質疑応答については、haruwo860さんという方も、株主総会のレポートを公開されています。(Wiiについての感想は後ほど書かれるそうです。)

まわるまわるよ hamuwoはまわる - 任天堂の株主総会に行ってきた!

質疑応答を見て興味深い内容は以下のようなものでしょうか。

  • Wiiのネットは「つながなきゃもったいない」と思わせるようにしていきたい
  • WiiはDSと別ラインを用意するので、WiiによりDSの品薄が起こることはない
  • Wiiの情報開示は、サードの開発もあるのである程度必要。PS3コントローラとは別物。
  • DSの品薄は、需要予測のミス。大人の需要が高いことがあとで分析して分かった
  • GBM不調は、GBAの延長戦で目立った戦略をとらず、DS普及が想像以上だったこと原因

基本的には、先日の経営方針説明会の質疑応答で答えている内容ともかぶってますね。
Wiiのネットが無線LANというのは結構ハードルは大きいと思いますけどね。でも、ここまで言うということは、WiiConnect24に相当な自信とネタを持っているということでしょう。なにしろ、ハード設計にまで及んでいるネタですしね。
DSの需要想定外というのはさんざん聞きましたが、それなら夏から増産は慎重すぎた気もしますがね。年末に品切れを起こした段階で増産しても、結果論としてはよかったわけで、一応そうやって強気の判断もできないことはなかったわけです。このあたりは、慎重な任天堂の失敗だとは思いますが、逆に継続的に品切れが続くことで、ブームが収まらないという好結果も生まれてますので、イーブンか。
GBMは素直に失敗を認めてますね。まあ、あれだけぐだぐだだと、さすがにしょうがないか。bitGenerationも正直微妙ですしね。PSP以上にてこ入れは難しいと思われます。

それ以外では、「還暦を迎えた親と一緒にゲームをプレイできるようになった」「孫にDSLを買ってやりたいがなかなか手に入らない」など、ほほえましいコメントもありますね。自分も、親が喜んでDSをプレイしているのを見るのは、長年ゲームをプレイしてきた自分としては非常にうれしく思っています。Wiiもおそらく親が喜んでプレイしてくれそうなので、正月に一緒に遊ぶのが楽しみです。


あと、そらねこ屋さんのレポートの2ページ目でWii体験会の報告がされていますね。Wii体験会のレポート自体は、先のP〜さんとほぼ同様です。目新しい情報としては以下のようなものでしょうか。

  • コントローラのスピーカの音量は調整できるようにする予定
  • シューティングでターゲットに当たると振動
  • 手元で発射音、画面で破裂音がする。しかし、画面と近すぎるからか、遠近感はあまり感じなかった
  • Wiiコントローラは軽い。ただし、従来ゲームはやっていないので、どう感じるかは不明
  • アナログスティックのバネがしっかりしている印象

コントローラのスピーカ機能の効果は、あまり感じられなかったそうです。音量調整も、ワイヤレスイヤホンなどをしてプレイしたい人もいるでしょうから、音量調整機能も必須でしょうね。アナログスティックも、PSのものみたいに遊びが大きくぐらぐらすることはなさそう。あれって、パワプロで打つとき微調整しにくいんですよねぇ。個人的最高はやはり64のアナログスティックですが。


議案が否決されるという失態はあった株主総会ですが、体験会、質疑応答などで、個人株主との絆は深まったんじゃないでしょうか。株購入単位が高いのが痛いですが、株主の方がうらやましいですね。