任天堂、Newニンテンドー3DSとLLを発表〜右スティック対応、専用ソフトも

今日はニンテンドーダイレクトが開催。TGSを前に、ニンテンドー3DSのダイレクトということで、各種年末商戦に向けたソフト紹介でも行われるのかな、と思っていました。

Nintendo 3DS Direct 2014.8.29|任天堂

まず任天堂の岩田社長が復活。かなりほっそりしましたが健在な姿が見れてよかったです。冒頭でゼノブレイドシュルクスマブラに参戦の映像。その後はブレイブリーセカンドFFEX、ワンピース、新世界樹の迷宮2と紹介。その後3DSのテーマ紹介の後、サプライズの発表がありました。それはNewニンテンドー3DSとLLの発表です。

速報:Newニンテンドー3DS / LL発表。CスティックとZL/ZR追加、NFC対応、CPU高速化。1.2倍大画面化など - Engadget Japanese

ノーマル3DSとLLの両方がアップグレード。最大の特徴は待望の右アナログスティックの内蔵。左のアナログスライドパッドと同形状ではなく、Thinkpadトラックポイントのような形状。右スティックは基本的に視点変更がメインでしょうから、左側との左右対称でなくてもいいということでしょう。ZR,ZLが標準でついたのも大きいですね。ボタンの数としてはVitaを越えた感じです。代わりにカードスロットが前面に。さらにSDカードがカバーを外してmicroSDを入れる形になっています。速度的には通常のSDカードの方が早く安いものも多いので、この点はちょっと残念ですがまあ現実的な解でしょうね。

ハード的な進化としてはCPUのハイスペック化。各種処理が早くなり、DL速度なども向上している模様。これにより、New3DS専用ソフトも出る模様でなんとゼノブレイドWiiから移植される模様。自分はWii版は遊んでおらず、評価が高いため中古でも高いためWiiUでHD版が出たら遊ぼうかとも思っていたのですが、まさかの3DS版でした。立体視はおもしろそうですが、解像度は低いままなのでそれがどうかですね。しかし、New3DS専用ソフトとか販売とかで混乱しそうな感じもします。DL専売とかにしちゃった方が楽な気もするのですが、どうなんでしょうか。

それ以外の工夫としては裸眼立体視の強化。カメラでのヘッドトラッキング、ジャイロでの補正により裸眼立体視の調整を自動的に行うようになった模様。なにか同様の技術があるようにも思うので、他者特許とかふんでないか気になるところでも有りますが、特許訴訟で苦戦している時期ですしその辺は裏でクリアしているんでしょうね。

ノーマル3DSの方にはさらに着せ替え機能も搭載。任天堂の携帯ゲーム機で着せ替えというと、さっぱりきせかえパネルの発売されなかった黒歴史ゲームボーイMicroを思い出しますが、こっちは最初から多数のラインナップが用意される模様。3DSLLの方は着せ替え機能はないようです。

値段はノーマルの方が16000円、LLが18800円。だいたい今と同じ価格ですね。両方共ACアダプタは別売りになりました。前はノーマルは同梱でしたけど。今回は右スティック内蔵、処理性能向上、裸眼立体視補正とかいろいろ興味深いものも盛り沢山ですし、個人的にも今のロンチ購入3DSがボタンの塗装剥げてきているため買い替えを検討したいところ。ただ、どっちを買うかが非常に悩ましいですね。ノーマルの方がポケットにも入るしきせかえも出来ます。今のものから多少は画面も大きくなっていますし。ただ、LLを持ってない身からするとこれを機にLLを買うというのも一つ。もっぱら日課どうぶつの森をやる程度なんですが、ゼノブレイドは気になりますからね。

9月末ぐらいから店頭の体験台も順次Newの方に置き換わっていくとのこと。ここで両者を比べてどちらにするか決める感じでしょうか。久しぶりにサプライズを含み満足感の高いニンテンドーダイレクトだったと思います。