PS4、全世界販売1000万台達成〜System Software2.0で新たなShare機能も

北米のE3、日本のTGSと並び欧州最大のゲームイベントであるgamescom。それが今年も開催されています。

[gamescom]ドイツ・ケルンで「gamescom 2014」がいよいよ開催。欧州最大のゲームイベントに,世界中のゲームが集合 - 4Gamer.net

この中でソニーがプレスカンファレンスを実施。オンラインでもAM2時から動画で配信していました。

SCEE、「gamescom 2014 Press Conference」でPS4のSystem Software 2.0を発表 - GAME Watch

内容としてはE3でも発表したタイトルにマルチタイトル、インディーゲームなどを各種といった感じでしたね。新規IPは多かったのですが、その分ゲーム内容とかがよくわからなかったりいかにも洋ゲーっぽいかんじだったりで、日本人的にはあまり響いてこない内容だったんじゃないかと思います。(MGS5のダンボール映像が「ねーよw」ってシチュエーションばかりでおもしろかったですがw)

発表の中で、PS4本体関連としてはひとつ、全世界で1000万台の実売達成したという区切りの発表がありました。

プレイステーション4の全世界累計実売台数が1000万台を突破 - ファミ通.com

海外でのロンチが11月なので、まだ9ヶ月しか経ってない段階での達成。非常に好調ですね。ただ、日本では苦戦のWiiUを安定して下回るほどの下火が続いているだけに、日本人的にはいまいち実感がわかないところもあるでしょうね。とはいえ、据え置きゲーム機のデファクトスタンダードの座を着実に築いてきている感はあります。

それ以外の発表では、System Software 2.0での新しいShare Playが興味を惹きました。

[gamescom] PS4のシステムソフトウェア2.0では,フレンドがゲームを持ってなくても一緒に遊べる「Share Play」機能を実装! - 4Gamer.net

自分がプレイしているゲームを、コントローラを渡す感じで他のネット上のプレイヤーにコーチプレイしてもらう、他の人が持っていないゲームでも協力プレイができる、といったものです。おそらく、クライアント側はPlayStationNowのクラウド機能のリモートプレイ技術を応用し、PS4自体がクラウドサーバー的な位置づけになって他人がリモートプレイできるようになるといった感じなんでしょうね。もともとPS4には動画エンコード機能がShare投稿用に搭載されていたので、それを利用している感じでしょうか。遅延はそれなりにあるでしょうが、ちょっとしたタイミングでの協力プレイや代わりのプレイとかでのコミュニケーションには使えそうな気がします。ニコ生で実況している人のところで、うまい人がちょっと代わりにプレイ、なんてことができるようになるんですかね。シミュレーションゲームなど、リアルタイム性が低いものであれば結構使えそうな感じもします。

とりあえず、先日のDestinyのベータテストぐらいしか特にやることがなかったPS4。新規IPにしてももっと体験版とかで触って分かるものを増やして欲しいですね。後は和ゲーでしょうか。現状の和ゲーメーカーのオタクゲーだと正直VitaやPS3で十分な感じもするのですが、果たして来月のTGSで何か出てくるのかどうか。ここを逃すと、今年の年末商戦のPS4はひどいことになりそうな感じもします。果たしてどうなりますか。