スキージャンプ団体、銅メダル獲得〜長野以来16年ぶり

先日の葛西選手の銀メダルで盛り上がるスキージャンプ。今日は俄然金メダルを期待させる形で団体が開催されました。1回目のジャンプ、一番手清水選手が高ジャンプで2位。次の竹内選手が追い風の中伸び悩み4位へ。しかし次の伊東選手が大ジャンプで一気に上位と点を縮めると、葛西選手は非常に安定した美しい飛躍を見せ、3位で前半を折り返しました。ただ、この時点で上位のオーストリアとドイツと大きな点差。総合力の高さを見せつけます。

そして2回目。最初の清水選手が再び大ジャンプ、追い風加点もあり一気に点差を一桁までつめます。次の竹内選手、130mと大きなジャンプだったのですが、他の選手も飛距離を伸ばしたのと飛型点が伸びなかったこともあり再び10点差をひろげられてしまします。この時点でほぼ金メダルは無くなってしまいましたね。あとは銅メダル争いですが、4位とは15点差ほどと転倒などの失敗がなければ大丈夫な展開。この中で伊東選手が再び大きなジャンプ。怪我をおしての出場で、着地後は抱えられてでないと歩けないほどでしたがテレマークまで決めているのがさすが。そして最後の葛西。その前の金メダリストストッフがすごいジャンプで高得点、点差はありながらもプレッシャーが掛かる展開でしたが、そんなのものともしない見事なジャンプ。見事メダルを確定させてくれました。最後はオーストリアとドイツの金メダル対決。こちらは微妙な形でしたがわずかにドイツが上回り金になっていましたね。

結果的には竹内選手があと一歩点を伸ばせていたら金メダル争いにからめたかな、という形でしたが、それでも日本の全選手がすべてK点越えジャンプですからね。オーストリアとドイツがミスが個人のときよりもミスが少なく完成度が高かったということかもしれません。

金には届きませんでしたが、それでも長野以来16年ぶりの銅メダル。見事な結果でした。ぜひ4年後は金メダルを争っていただきたいものです。

P.S.
終わった後のインタビュー。葛西選手からのインタビューで、いきなりの涙。若い人達にメダルを取らせてやりたかったと。伊東選手も膝の怪我。本当は痛かった、とのコメントが涙を誘います。次の竹内選手も病気を克服しての参加で涙。最後の清水選手はヘラっとしてましたが、これも若い感じで。インタビューさせていただきました。