ソニー、PC事業を投資ファンドに売却〜TVも分社化、業績は下方修正

アベノミクスに円安で景気も上向きに見える中、業績発表では結構明暗が別れているところもある中、本日ソニーが第三四半期の業績発表を実施。その中で、先日ニュースとなったPC事業の投資ファンドへの売却が正式に発表となりました。

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VAIOブランドは継続、ということですがソニーでなくなるということで、ソニーブランド好きの人にはかなり衝撃をもって受け取られたようですね。自分はVAIOというと昔動画の編集用に購入されていたものを使っていたことがありますが、当時としてはコンシューマでの動画編集には中々良く出来ていたような気もします。今はすっかりMacがおしゃれさでもその場を奪ってしまった感はありますけどね。私物ではVAIOに手を出したことはありません。

また、業績についても通期の予想を大きく下方修正。通期の純損益300億円黒字の予想を1100億円赤字と、実に1400億円も下方修正してます。営業利益は800億円と黒字ですが、これも当初予想は1700億円の黒だったので大きく下方修正していますね。

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質疑応答を見ると、赤になっている要因はPCやTV。ゲーム事業は黒字ですが、PSNは別計算ですしゲーム向けLSIは苦戦とか書いてあるので、「それらもゲームじゃね?」的な感想も。TVはとうとう分社化。他のメーカーも大幅な方針転換していただけに、ようやく決断したか、という感じもします。

とりあえず、集中と選択で構造改革している最中で費用がかさんでいる、というのが現状でしょうか。その集中部分もスマホタブレットとかは結構レッドオーシャンなので、結構大変そうですよね。PS4を買う予定の身からすると、ソニー本体が苦しくなってPS事業も支えられない、みたいなことがあるとちょっと心配です。そもそもPS4も出さないのでは、とか思っていましたしね。結果的には据置需要が世界的にまだまだ健在で、むしろ利益期待な位置づけにはなっていますが。後はそれ以外の本業部分がどう利益を産んでいくことができるか、というところなんでしょうか。

どちらにせよ、キャッシュ的にみると任天堂などよりもはるかに危険度は高いところはあるソニー。綱渡り的な展開が続いていますが、これがゲーム事業にどう影響しますか。PS4ロンチを再来週に控えているだけに、気になるところですね。