モンスターハンター4、出荷本数200万本達成〜MHP3rdの時より早い発表

先週の土曜日にとうとう発売されたモンスターハンター4。

モンスターハンター4 - 3DS

日曜、月曜と三連休ながら台風も猛威をふるうという状況。しかし、多数の予約を集めていたMH4は週末好調な売れ行きで、品切れとなるところも多かったようです。

発売4日で200万本出荷達成〜MHP3rdの時より早くPR

そのMH4ですが、連休明けの今日、さっそくカプコンがプレスリリースをだしてきました。

株式会社カプコン | カプコンの『モンスターハンター4』が早くも200万本を突破！

なんと、発売4日目にして200万本出荷を達成。人気絶頂だったPSPのMHP3rdの200万本出荷のPRが、12/1発売から5日後の12/6だったので、より早いアナウンスとなります。

モンスターハンターポータブル 3rd - PSP

株式会社カプコン | カプコンの『モンスターハンターポータブル 3rd』が発売初週で200万本を達成！ 〜 新規ユーザー獲得によるブランドの最大化で、シリーズ最速記録を更新 〜

もっとも、MHP3のときは2010/12/1は水曜日。初週5日の販売を経て週明けの月曜12/6に発表となったわけです。今回のMH4は土曜日の発売で3連休を経て連休明けに発表。形としては似たようなタイミングではあります。

初週販売数はどれほど？〜MHP3とは異なる発売曜日

ちなみに、MHP3は水曜発売のため初週5日間で195万本、PSPも32万台の売上となっていました。

4Gamer.net ― 売り切れも納得？　出荷200万本の「MHP3rd」，販売本数でも195万本を記録。PSP販売台数はなんと32万台の「ゲームソフト週間販売ランキング」

MH4の場合は初週扱いは土日分だけなので、上記にはとても及ばないとは思いますが、それでも結構いい数字が出ていそうですね。2週分を合わせるとMHP3との良い比較になるかもしれません。MHP3が年末商戦真っ只中であったことを考えれば、いかにモンハンファンが本編を待ち焦がれていたか、というところでしょうか。

この200万出荷という数字、DL販売が含まれるかどうかは不明。マーベラスとかは、DL販売も入れて数字だしていたりしますからね。DL版はeShopおよびDLカードが売れた時点で数字はカウントできますし。この辺は、実際明日初週の販売本数が出たところである程度わかるかもしれません。200万本出荷という数との開きが多いようならパッケージのみの本数、200万との差が小さいならDL版も含んだ本数、という感じで。とくに、メディクリはDLカード含まず、ファミ通はDLカードを含むので、この差分を見ればある程度DLカード販売数が分かります。

実際、今は店頭で品切れも多く、代わりに大手量販店ではずらっとDLカードがならんでいるような状態。値段的にパッケージ版より割高ですが、長時間プレイするモンハンとしてはDL版はあっているソフトですし、品切れならばDL版で、と今後も売上を伸ばしていく可能性はありますね。

「PSPの次」の選択はまずは成功か

ともかく、200万本出荷という数字から見て、いずれにせよよく売れていることは確かでしょう。社会現象化していたMHP3から、自ら安定の場であるPSPを離れて次世代3DSに移行したMH4。どうしてもMHP3との比較はされてしまいます。その中で、まずは出荷ペースでMHP3相当というのは、個人的には予想以上の健闘に感じます。

なんだかんだで、PS Vitaの累計出荷台数、約175万台を軽く飛び越える出荷本数を4日で実現しているわけですからね。PSPの次という選択としては3DSは間違っていなかったということでしょう。おそらく、3DSの1万円値下げの裏にはカプコンからの何らかのプレッシャーがあったと予想しています。ですが、任天堂もマリカ、3Dランド、どうぶつの森、トモコレ、FEとファーストでガンガン売上を伸ばしていきましたからね。値下げ＋ソフトの充実でファーストが率先して引っ張った結果が、今のこのMH4の売上に繋がっていると言えるかもしれません。

一方、一部モンハンファンは期待しているVitaは、現状ではあまりに本体普及台数が少なすぎます。また、大ヒットタイトルが全然ないのも痛い。未だ30万を越えるソフトが出てきておらず、本体も175万台な訳で。少なくとも300万台の大台はさっさと越え、ハーフミリオン売るタイトルが出て来ないと、なかなか同じ土俵には上がれない印象です。

逆に言えば、ミリオン売れる土俵ができるならば、DSの次にPSPが来たのと同様、3DSの次にVitaが来る可能性もなくはありません。そのためにもまずはサード頼みでなく、ファーストであるソニー自らがいかにしてVitaを盛り上げるか、でしょうね。今の時代、サードはどこも日和見ですし。個人的にはSCEは各種新規タイトルを多数発表していて頑張っているとは思うのですが、ハードを牽引するという点ではまだまだ足りません。少なくともハーフミリオンタイトルが出てくるぐらいには、まずファーストが盛り上げる必要があるでしょう。モンハンクラスのミリオンクラスのサードソフトを呼びこむには。

累計でどこまで伸ばせるか

さてMH4の話に戻すと、注目は累計でどこまで伸ばせるか。MHP3は既に450万本まで行っています。とても越えられない数字のようにも見えますが、果たしてどうでしょう。なんだかんだで、DSで圧倒的な売上をたたき出したどうぶつの森も、3DSでそれを越えるような勢いで伸びてきているのも確かですからね。

値下げ以降ずっと日本のコンシューマゲーム市場の大半を支配しているのは3DS。スマホ全盛の時代とはいえ、その主役ハードとしての実力は大したものです。感覚的にはMHP3rdの時程の「猫も杓子も」感は感じられないのですが、それは自分がやってないからかもしれません。ともかく来月にはポケモンが控えているだけに、それまでにどれくらいのペースでMH4は伸ばせるか、まずは注目ですね。