WiiU新作「The Wonderful 101」初週5000-6000本前後と苦戦

最近はゲーム関連もあまり景気の良い展開がなく、個人的注目度が落ちていた週販ランキング。ただ、先週はひさしぶりにWiiUでファーストタイトル「The Wonderful 101」が発売されるということで、その数字に注目していました。

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ファミ通.com - 最新販売本数ランキング TOP30

結果、メディクリでは5,258本、ファミ通では6663本。ファミ通はDLカード分を含むので、大体そういう感じでしょうか。個人的には、まず「直感的にどういうゲームかが分からない」「キャラクターなどに魅力が持てない」などの理由でスルー。任天堂客層にも合わなそうなので、発売本数は1万程度かなぁ、とは思っていたのですがその予想の遥か下を行きました。発売が土曜というのはありますけど、これからジワ売れするかというとうーん、という感じも。

一応、発売前には個別にDirectも開催。
The Wonderful 101 Direct 2013.8.9|Nintendo

自分は関心も少なかったことと別の用事があったのでスルーしていましたね。そもそもこのゲームに関心のない人のためにも、本番のDirectの方でもうちょっと時間を取って紹介した方が良かったようにも思います。

あと、社長が訊くも公開していました。

Wii U|社長が訊く『The Wonderful 101』神谷英樹さん編|Nintendo
Wii U|社長が訊く『The Wonderful 101』開発スタッフ編|Nintendo

開発スタッフ編の方を読みましたが、正直これを読んでも面白さは伝わってこず。というか、それよりも「プラチナブラックすぎるだろ」という印象の方が強烈だったというか。

「ビジネス的空回り」の目立つWiiU

なんか、どうも「ビジネス」という観点で空回りしている印象が強いですね、WiiUは。ゲームとしての面白さ、完成度は重要ですが、出すタイミング、アピールする客、宣伝など、すべて組み合わさってのビジネスであるわけで。WiiUについては、不完全なファーム、ソフト不足での見切り発車、その割にはあとのソフトは完成度求めてずるずる延期、といった感じで、噛み合ってないなぁ、と感じます。同じプラチナのベヨネッタ2も、中々先が思いやられる感じですね。

現状、3DSでは好調な任天堂なのですが、いつになったらWiiUは本格的なテコ入れができるのか。本体生産でも、SoC作ってるルネサスの鶴岡工場が存亡の危機にあるなど不穏な空気を見せていますしね。

鶴岡工場閉鎖で任天堂苦悩 Wii Uの未来に再び暗雲|inside Enterprise|ダイヤモンド・オンライン

今年のホリデーシーズンの結果次第では、そろそろ本格的にヴァーチャルボーイ以来のハード販売見直しの可能性すら匂ってくるかもしれません。ゼノ新作やマリカ、スマブラなどまだまだ有力タイトルは控えているのですが、それらを出すまで持ちこたえることができるのか。個人的には、ドラクエX専用ではありますが毎日何時間も稼動している、歴代所有据え置きゲーム機でもトップクラスの稼働率のハードなので、この後の岩田社長の手腕に期待です。