任天堂「ニンテンドー2DS」を欧米で10/12発売〜折り畳み・立体視無しの廉価3DS、$130
日本では3DSが好調ですが、WiiUは歴史的苦戦、海外では3DSも伸びがいまいちという状況が続く任天堂。テコ入れが必要かという話をしたところ、驚くようなニュースが飛び込んできました。「ニンテンドー2DS」の発売です。
任天堂 、新型機「2DS」を欧米で発売 「Wii U」は値下げ | マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters
具体的にどういうものかは以下のjoystiqのところで動画が見られます。
Nintendo 2DS out Oct. 12 for $130, plays all 3DS, DS games | Joystiq
公式のyoutubeもありましたので紹介。
Nintendo 2DS - Official Website at Nintendo
自分も、画像見た瞬間「え?コラのネタニュースだよね?」と思ったんですが、ロイターなのでマジでした。Joystiqのコメントでも「え?今日って4/1じゃないよね?」みたいな反応がありましたね。
具体的には、裸眼立体視無しで、さらに折り畳み機構すらなし。そのかわり値段が現行の3DS $169.99、3DS LL $199.99に対して$129.99と40ドル安くなっています。ゲーム自体はDSのソフトも3DSのソフトも遊べる模様。横から見ると斜めになっている感じですね。MacbookAirにインスパイアした感じでしょうか。動画で見ると結構いい感じなところも。
海外では、WiiでもGC互換とネット機能を切った極端な廉価版「Wii mini」を出していたりします。
任天堂 Wii mini 正式発表、ネット接続なしで100ドルの廉価版。カナダで年末限定商品 - Engadget Japanese
そういう意味ではこの2DSも似たような位置づけだとは思うのですが、Wii miniがWii末期で次世代機が出てから用意されたのに対して、3DSはまだまだ始まったばかりの機種。その状態でアイデンティティである立体視と折りたたみをオフにしたような廉価版を出すというのは、相当に追い込まれていることを感じさせます。そしてここまでコストカットしても100ドルを切った価格にできないあたり、営業利益追及のコミットが重いってことなんでしょうね。発売日は10/12、これはポケモンXYに合わせてのものようです。
あと、さらっとWiiUの値下げも発表されてます。米でプレミアムの方が9/20から50ドル値下げ。営業利益のためには逆ざや増やすのはまずいのでしょうが、101の販売本数を見ても本体普及数が壊滅的ですからね。そっちのテコ入れということでしょうか。
いずれも海外での発表で、2DSは日本では出ないかなとも思われますが、WiiUの値下げは来るかもしれません。日本での発表に注目したいと思います。
P.S.
UKの方のサイトだと、また違った形で紹介してます。
Nintendo 2DS | Nintendo 3DS | Nintendo
右下にスリープモードの切り換えスイッチがあり、これですれちがい通信を実現にするみたいですね。