PS3システムソフトウェア4.45で不具合〜XMBが表示されないなどの報告

現在のゲーム機では当たり前のように搭載されている本体ファームウェアの更新機能。昨日も3DSでバージョンアップがありましたが、本日はPS3の方でバージョンアップがありました。しかし、このファームウェアに不具合があった模様です。

PlayStation®3システムソフトウェア バージョン4.45配信に関するお知らせ | プレイステーション® オフィシャルサイト
SCE、PS3の最新ファーム配信後に不具合発覚。公開を中止 -AV Watch

お知らせ

2013年6月19日、「プレイステーション 3」のシステムソフトウェア バージョン4.45を配信いたしましたが、 アップデートを実施された一部のユーザーの方から、アップデート後にXMBクロスメディアバー)が表示されないという報告を受けております。
現在システムソフトウェア バージョン 4.45へのアップデートを一時的に中止し、原因を究明しております。
ダウンロード再開の目処が立ち次第、ご案内いたします。
ユーザーの皆様におかれましては、ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
PlayStation®3 システムソフトウェア アップデート | プレイステーション® オフィシャルサイト

症状としては、起動してからXMBが表示されず波の画面のままになってしまうというもの。まだ報告を受けて原因究明中というレベルのようです。現在ファーム公開は中止されています。

これ、結構深刻な不具合な感じはしますね。なにしろ、一番起点となるメニューが起動しない状態なわけですから。これだと、次のファーム更新もオンラインでは繋がらない可能性もあります。USB経由でのファーム更新、ゲームディスクを通じたファーム更新の手段もありますが、これらも更新のところまで辿り着けないとなると、最悪修理扱いになる可能性があります。

この手のファーム更新は、安定性向上や新機能追加などで特にソニーは頻繁に行いますよね。それによる恩恵が多いところもあるですが、あまりに頻繁だと「久しぶりにゲームやろうとすると必ず本体更新が必要になる」という状況を招きやすいです。また、このように不具合ありの「罠ファーム」が交じるようですと、「もうちょっと頻度落として信頼性向上してからアップしては?」という感じもします。特にPS3なんかはすでに枯れたハードにもなっているわけですし。

とりあえず、この症状に当たってしまった人は非常に不運ですよね。明日は特にThe Last of Usという、アンチャチームの最新作が発売される日でもあるわけです。

PS3での久しぶりの独占洋ゲーで、期待していたファンも多いことでしょう。もしこれを予約済みで今回の不具合に当たって修理、とかなったら泣くに泣けないでしょうね。もう一台予備で買ってしまう人もいるかも。出来る限り修理でなく問題解消できればいいな、と思います。