E3 2013 参加者は48200人〜昨年より2500人増加

次世代機であるXboxOne、PS4の詳細が発表され、大いに話題となったE3。任天堂がプレスカンファレンスをしなかったという点でも別の意味で話題になりましたね。

E3自体は上記の各社プレスカンファレンス後が本番で、6/11-13の三日間開催。その中ではスマブラWiiトレーナー参戦みたいなおもしろいネタも飛び出したりしてました。

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そのE3ですが、来場者数について発表があったようです。

E3 2013 attendance hits 48,200 - GameSpot.com

E3 2013の来場者は48200人〜ビジネスショーならではの規模

来場者は48200人。昨年が45700人で、それより2500人増加した形です。新ハード2つが揃い踏みということで増加した感じですかね。ちなみにロサンゼルスのホテルで28000の部屋が埋まり、$40,000,000、約38億円ほどの金がロスに落ちたことになるそうです。この辺は国際展示会ならではですね。

ただ、中には「思ったより少ない」と思われる方もいるかも知れません。たとえば日本で開催される東京ゲームショウ、昨年は4日間で22万人の集客がありましたし。

東京ゲームショウ 2012の総来場者数は過去最多の22万3753人に【TGS 2012】 - ファミ通.com

展示場の写真や動画でも、結構人がまばらな感じを指摘されている人もいました。ただ、これには理由があります。日本では結構TGSのせいで勘違いしている人が多いですが、E3はあくまで「ビジネスショー」。参加は基本的に業界関係者に限られます。以下、今回のE3のレジストレーションの情報。

Attendee Registration Policies | E3 2013 - What's Next NOW: June 11-13, 2013

こちらに書かれているように、入場パスにはExpoPassとIndustoryPassの2種類があり、IndustoryPassは無料ですが社員証など正式な業界人である証明書が必要となります。日本のような名刺だけでOKの展示会とは異なります。また、ExpoPassはそうした証明書はいりませんが、今回の場合では値段は早期登録で$799。約8万円弱もする形です(年によって価格は異なるようですが)。さらに18歳未満は参加不可。東京ゲームショウのように、1500円程出せば誰でも参加できるTGSとは全然違うんですよね。TGSはビジネスデーでさえ専門学校生が参加し、一般デーは完全ファンイベントと化してますからね。

またプレスカンファレンスについては、E3のパスは関係なく招待客やメディアオンリー。ソニーやMSの会場にいられたのは皆関係者やメディアな訳です。そう考えると、ソニーの中古関連の発表で大盛り上がりしていたのが、また別の印象になるかもしれませんよね。あそこにいたのは消費者ではなく、メディアやメーカー、流通の人間だったわけですから。

任天堂がE3での発表方法をダイレクトに絞ったのも、ある意味こうした側面もあったでしょう。結局限られたプレスだけに発表してそれ経由で全世界に発表してもらうのと、自社でローカライズして好きなように配信するのと、どっちがリーズナブルか、という判断もあったのではないでしょうか?(ただ、その割にはしょぼかったので、単純にネタ不足だったから、というもありそうですけど。)

国内での発表会、体験会に期待

ともかく、E3も終了。日本のファンにとっては、まず日本でのPS4とXboxOneの発売や価格がどうなるかが興味深いところでしょう。これらは、東京ゲームショウではなんらかの形で触れられる形になってるといいなと期待します。一方、東京ゲームショウには歴史的経緯もあって参加しない任天堂も、各種WiiU3DSの将来タイトルを触れる機会をもっと増やして欲しいところですね。こまめに各種イベントに参加するなり、もっと体験版を増やすなり。今年年末年始は各社勝負の年。それに向けたソフトの展開を一ゲームファンとして楽しみにしたいと思います。