ソニー、PS4欧州参入メーカーを大幅修正〜53社中の大半が間違い、理由は「ちょっとした手違い」

先日発表されたPS4。PCベースの中々ゲームの作りやすそうなハードでしたが、アナリストなどの評価はいまいち、一般層も互換性がないという情報でやや冷ややかな目を向けていたりします。

そのPS4について、新ハードでは恒例である参入メーカーがソニーより発表会の後プレスリリースされていたのですが、そこで珍事があったようです。なんでも、最初に公開していた欧州53社のうち、ほぼすべてが間違いだったというもの。

ソニー、プレイステーション4 参入メーカーを欧州53社から30社に訂正 - Engadget Japanese

結果的にほぼ全面差し替えで約30の新しいメーカーが追加されています。元々のリストにはマインクラフトのMojangやAngryBirdのRovioなどが入っていましたがこれらが姿を消し、代わりに2Kといった有名どころも加わっています。以下の記事では、リストから消えたMojangとかのコメントも載っていますね。やはり、「現状未定」といったコメントばかりとなっています。

Sony completely revises list of PS4 EU studios, down from 53 to 28 | Joystiq

しかし、プレス発表でここまで豪快な間違いを、しかも自分と関係ない会社についてやらかすというのはちょっと信じられないですね。名前が出ていた、出ていなかった会社の株式とかにも当然影響が出ていたわけですし。ソニーという世界的な会社が、プレスリリースという非常に厳格さを求められるところでこれだけ大きなミスをするというのは、一体社内チェックがどうなっていたのかと。さらに、判明したのも今日になってということで、すでに5日ぐらい経っているわけですし。リストに載っていた会社も問合せとかコメントとかしなかったんでしょうか?載ってなかった会社も。それはそれでPRとしての効果にマイナスな印象を感じてしまいます。

ソニーハードは、「名前だけ連ねてゲームを出さない」「仮)のタイトルでずっと予定に入り続ける」といった、ハッタリな発表が昔からよくあり、それが不評を買っているところもあります。今回のミスの理由もEngadgetに「ちょっとした手違い」とコメントしたようですが、とてもそれじゃ説明にならないと思いますね。「なぜ間違いが起きたのか」を説明する責任があるように思います。(まあ、以前にもForzaの画像をGTとして流用したり、ミニカーの写真を撮ってGTに流用したりと、いろいろ前科はあるんですが、今回は経済的意味合いが高いPRですし。)