もういちど快適スローライフ〜3DS「とびだせ どうぶつの森」ファーストインプレッション

いよいよ11/8に発売された、どうぶつの森シリーズ最新作3DS「とびだせ どうぶつ森」。

とびだせ どうぶつの森 - 3DS

とびだせ どうぶつの森 - 3DS

日々少しずつ遊ぶソフトだけに自分はパッケージ版ではなくDL版を購入しようと、発売まで数日というところでDL版を検討していました。

とびだせ どうぶつの森 DL版価格比較〜メリット・デメリット検討も - わぱのつれづれ日記

自分はカードの品切れを危惧して火曜日にDL版カードを購入。以前ドラクエXの最初の課金の際にドラクエX柄の1000ポイントカードが品切れしてたので、用心した形です。ゲームショップではどこも予約受付終了しており、後はパッケージも当日のみということでしたので。案の定、発売日の午前中から品切れの嵐。挙句の果てにはDL版カードまでも売り切れるという、いったいなんのためのDL版カードだよ、という有様となっていました。在庫リスクが無いのでいくらでも仕入れられるはずのカード切らしてどうするのかと。任天堂ももっと大量に刷っておいて、大手量販店には大量に預けておくぐらいの戦略とっておいてもよかったのに、と思います。まあ、それだけDL版としてはキラータイトルだった、ということでもありますが。

発売日当日0時からダウンロード〜1GBの容量、約50分ほどで

さて、自分はというとDL版カードを事前に買っていたので11/8の0時にはダウンロードにチャレンジ。しかし、やはりアクセス集中で混んでおり、最初の挑戦はカード番号入力も認証エラー。次はDL開始手続きに進むもエラー。ここで一旦電源を落として再起動しろとの指示が。これをさらに2回ほど繰り返し、計4回目の数字入力でようやくDLが始まりました。このコード、QRコードとかで直接eShopに取り込めるようになっているといいんですけどね。コインで削るところにQRコードも合わせて印字しておいて。そうすればもっと手間が減るんですが。
そして、いよいよダウンロード開始。これがまた長い。進捗のパーセント表示もなく、アイコンのところが満たされていく量を見るだけのアバウトな進捗。容量も1GBありますし、混んでますしね。結局全部ダウンロードするまでに50分ほどかかる形でした。他の報告見ると、翌日とかだと30分とかで落とせている人もいたようです。

いざ村へ〜街の選択、命名など

DL完了後、早速プレイ。今回は電車で村にむかうことになり、いつものネコが登場。ここでの会話のやりとりで顔や村の配置、村の名前などが決まっていきます。村の名前はDS版と同様、名前も同様で。村の配置については、どうやら4枚から選択できたようですが気がつかず、最初のやつがそこそこよさげに見えたのでそのまま確定してしまいました。川の向かいの奥のほうに家が2件あり、ここへのアクセスが悪いのと、海岸の降り場が右上、そこからずっと伸びているため奥まで行ってもどるのが面倒、というのが欠点。ただ、それ以外は真ん中のスペースが広め、役場やバザー、駅にもアクセスしやすかったので、この辺はいい感じです。前作も最初の村で即決だったのですが、博物館やたぬきちの店が川を渡った先の奥にあって大変だったんですよね。そこが改善されるだけでもかなりモチベーションは上がります。とはいえ、できれば最初の村選択はしておけばよかったな、とも。リセットを繰り返してまでやるつもりはなかったですが、残り3枚が果たしてどんな配置だったのかは気になるところです。

初日のプレイ〜村長就任・テントぐらし

さて、村につくと駅で村民が出迎えていきなり村長扱い。そして今回のぶつ森最大の萌えキャラ、しずえが村長のサポートをしてくれます。しずえはすでにネットでも大人気ですが、かわいいですねぇ。表情豊かだし親切だし。私生活もあって一村人として交流できたらよかったのにと思います。

村での生活ですが、まずは家をどうするか。これは今回は決められた家から選ぶのではなく、自分で建てる場所を決められます。悪魔の借金取り立て人たぬきちは今回不動産屋へとさらに極悪にパワーアップ。しかし、初日深夜でも親切に対応してくれ、住む場所を決めるまで一緒に回ってくれます。家を建てる場所を決めると、その場で一応できる家のイメージが表示。これで立地が意図通りかの確認も可能。そしてまずは頭金を払うまでテントを立ててくれます。ホームレス村長の誕生ですw。頭金は10000G。今回もまたたぬきちへの借金返済にあけくれることになりそうです。

初日はすでに0時すぎからのスタートなので、住民も寝ているものばかり。各種道具もないのでできることと言えばフルーツを拾うことぐらいでしたね。フルーツは9個まで重ねてつみあげることが可能です。

二日目のプレイ〜頭金支払い、お金稼ぎ

そして二日目。朝はまめきちの店が8時から空いておりこちらでものを売りさばき。ただ、ここはバザーのRパーカーズの代行扱いで、買取額は安くなっている模様。基本は9時から11時までのパーカーズで売る形に。お金は結構簡単にたまる印象。フルーツを全部拾い、貝殻などを売るだけで一日で簡単に頭金1万はたまる感じです。この1万をたぬきちに払うと、翌日にはマイホームが建つとのこと。この際に屋根の色を選択可能です。

その他はまだまだしまっている施設が多いですね。村長としての仕事も、まずはマイホームを建てることが第一といわれます。あとは住民からの信頼ポイントが100を超える必要がある模様。こちらはいろいろ会話したり花に水をあげたりすると上がっていくみたいです。

まめきちの店で網とスコップを購入。その後役場のしずえのところに行ってひと通りチュートリアルをうけます。釣竿はこちらで予備のを500Gで購入。ひと通り終わるとじょうろがもらえます。後は定番の化石掘り、岩をスコップで叩いてお金探し、木をゆすってコインやアイテム探しなど。それ以外では釣りをしまくってましたね。果物や化石は有限ですが、さかなはいくらでも沸くので。ちなみに、アイテムは駅のコインロッカーに預けることができます。とりあえず自宅ができるまではこちらで。後から自宅のタンスからバイオの4次元コンテナよろしく引き出すことも可能なようです。

そんなこんなで、やることもなくなったので二日目終了となりました。

良かった点・悪かった点

以上、初日二日目のプレイを述べてきましたが、単純にプレイしていて感じたよかった点悪かった点をあげてみたいと思います。

まず良かった点から。全般的に操作がサクサクすすむようになったと思います。道具の切替が十字キーの左右で可能。下でしまうことができます。これであみやスコップなどの切替が非常にお手軽に。また、モノを売るときもまとめうりがしやすくなっており、売買もサクサク出来ます。ロードについてもおい森では結構建物の暗転が遅く発売当初批判の的にもなっていましたが、今作はかなり短くなっています。あと、セーブは格段に速くなっていますね。自分は今昔デジカメ用に買ったClass6 8GBのSDカードを流用しているのですが、それでもかなり早いです。というか、おい森のセーブが長すぎたんですよね。「セーブして続行」ができるようになったのも大変便利。自動セーブではないので、スリープ前にセーブ続行して、スリープのまま運用というのに向いています。後は、家や役場から出るときに住民やしずえが手を振ってくれるところも細かいところですがうれしいところ。こういうまったりした好感がぶつ森のいいところですよね。その他では花の水やりで水滴がでるところなど分かりやすかったです。またLR長押しでスクリーンショットが取れるのも嬉しいところ。

一方悪かった点。ひとつは「カーソル」。アナログのスライドパッドで指のカーソルを動かして選択するのですが、これが結構面倒くさいです。とくに博物館で寄贈するときなど、渡せるアイテムは限られるのですからカーソルの初期位置は寄贈可能なアイテムに合わせて欲しかった。前は十字キーとボタンでサクサク行えた作業が、今回はスライドパッドでもっさりカーソルあわせて、となってテンポが落ちているように思います。現状アイテム画面では十字ボタンは遊んでいる状態ですので、こちらの操作も有効にして欲しいところ。あとは、カメラアングル。住人との会話で、自分のキャラが完全に相手キャラにかぶってしまい見えないことがあります。その状態で服が似合っているかとか聞かれても「見えないよ!」ということに。せめてうっすら自分のキャラが透明になるとかの対応がほしかったところです。それ以外では、博物館でのフータのうんちくがなくなったこと。渡すときにいろいろ豆知識を聞くのが楽しかったのですが、今回は同じ定型文のみ。まとめて渡すこともできるようになり、説明は展示場所でもしているから、ということなのかもしれませんが、どこに展示されたのか直感的に分かるものでもないし、日常的な作業の一つで楽しみでもあったので、このうんちくスキップは個人的にはマイナスですね。あとはLRでの写真のチュートリアルタイミングが遅いことでしょうか?最初の村の広場への植樹の段階ではチュートリアルが無く、気が付かなくてスクリーンショット撮りそこねたのが残念。電子マニュアルしかないんですから、こうした記念シーンの前に教えて欲しかったです。むしろこのイベントでカメラの取り方教えて記念写真にしてもいいぐらいかと。

まとめ〜DS版の正統進化・アップグレード版

以上、DLからプレイ、感想まで述べてきました。全般的にはDS版のぶつ森の雰囲気そのままですね。やることとかも。その上でプレイの細かいところがチューニングされ、快適にプレイ出来るようになっています。あと曲がすばらしく、その雰囲気とあわせて久しぶりのプレイというのも相まって感動しました。プレイの最中もまったりしてますね。ただ、やることが基本は前と一緒なだけに、その辺飽きそうではあります。

もっとも、前作も結局途中からは気に入った住民が引っ越さないように話しかけたり、雑草の掃除とかをするだけで1年ほどプレイしていたので、そういう形の「どうぶつと触れ合いながら短時間プレイ」を本作でも続けるかもしれません。

ちなみにそうしたプレイ用にDL版を買ったんですが、今のところセーブ続行からスリープの運用が中心。カードの差し替えの手間よりは楽でも、結局ゲームの起動切替がすでに面倒くさいようですw。今後やりこむカードが出てきたときは効果がでるかもしれませんね。ともかく、まずは自宅を立てて拡張していくことに励みたいと思います。後は前作でお気に入りの住民が来てくれるとうれしいんですけどね。