WiiU本体機能Direct開催〜丁寧な紹介&本体開封の儀も

最近しばしば開かれる任天堂のDirect放送。今回はWiiUの本体機能についての紹介を行うDirectが開催されました。

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その名も「WiiU本体機能Direct」…なんかもうそのまますぎですね。

Wii U本体機能 Direct 2012.11.7|Nintendo

わらわら広場〜英語名はWaraWaraPlaza

まず冒頭でメニュー画面の紹介。以前は「Miiわらわら」と呼ばれていましたが、正式には「わらわら広場」となったそうです。英語名でも「Wara Wara Plaza」。まさかのわらわら国際化です。まあ、ゲーム機の通称をNintendoとしてしまった会社ですし、この会社が変な日本語を世界的にしてしまうのは珍しくないのかもしれません。

メニュー画面ではTV側とGamePad側では違う画面。いつでも右下のアイコンで入れ替え可能。起動時はTV側にMiiがわらわら。ゲームのアイコンの周りでいろいろつぶやいています。こちらはゲーム数は有限ですしマニュアルフィルタリングを掛けてるのかな?クラブニンテンドーで表示されるコメントみたいな感じで。一方、GamePadには3DSライクなメニューアイコン。TVを付けていなくても一応こちらだけでゲーム起動まではもって行ける感じでしょうか?ただ、実際本当にGamePad側だけで最初からゲームプレイまで完結してるのかは不明ではありますが。「GamePadのみ表示」のアイコンが無いと難しそうな印象もあります。

公式フライング開封の儀

つづいては、まさかのWiiU本体の開封。本ブログでもこの手の開封系の記事は毎回やっていただけに、まさかの公式フライングで涙目ですw。岩田社長の白い手袋が鑑識みたい。

プレミアムパックのケースの重さは4.25kg。Wiiは3.67kgだったそうなのでちょっと重くなっている感じ。逆に言えばGamePadやアダプタがついてこの程度しか重くなってない、とも言えますが。ケースの中は二段構造になっており、上側にACアダプタやケーブル、下側に本体とGamePadが入っています。ACアダプタについては、本体のACアダプタがかなりでかいですね。Xbox360を思わせます。まあ、これが本体小型化の秘密ではあるんでしょうが。社長が袋から出すのに手間取っていたのが印象的でした。録画なのにリテイクせずそのまま放送しちゃうところも。まあ、これを見てた人は迷わないかもしれませんね、こういう動画の方が。他にもプレイスタンドの紹介で逆向きにおいちゃうとかも、普通ならNGシーンでしょうに。岩田社長のキャラだから許されているところも。他社の社長が同じことやってもしらけそう。

アカウント機能〜Mii毎にセーブデータ保存、ニンテンドーネットワークIDも

その後はWiiUから導入されるアカウント機能。昔は、この最初のステップがゲーム慣れしてない人には抵抗感と鳴るということでWiiでは排除されていたものでした。しかし、そのせいでダウンロードソフトなどが本体と完全ヒモ付されてしまうという弊害も。いまどきのDL販売であれば、ユーザーIDと関連付けをし、再ダウンロードや機種の移行なども簡単にできるものが多いわけで、さすがにWiiUではDL販売強化もあってアカウント制を導入してきたわけです。

アカウントは「ユーザー」という名称で呼ばれ、一ハードに12ユーザーまで作成可能。各々Miiで識別され、セーブとかも切り分けられるようです。ゲームによってはセーブデータ共用もあるようですが。個人的には、Wiiで使っていたMii3DSで使っていたMiiをそのまま移行できるかどうかが気になるところです。Wiiからのデータ引継ぎについては明言されていますが、詳細は後日HPでということなので、それ待ちでしょうか。

また、ネット機能については別途「ニンテンドーネットワークID」が必要。生年月日、性別、住んでる地域、メアドといった情報が必要。これもユーザーと関連付けされます。今まではクラブニンテンドーIDで家族であってもひとくくりにされていたところですね。ちょっと興味深かったのは、このニンテンドーネットワークIDで購入したソフトの扱い。どうやら本体にダウンロードしたソフトは、そのWiiU本体に登録されている他のユーザーでも遊べるとのこと。これはアカウントでコンテンツ管理している他のサービスと違うところですね。家族でのソフト融通にはいいのではあるのですが、「またコンテンツがハードに紐付けされちゃう?」と嫌な予感も。故障時や紛失時に他のWiiUでも気軽に再ダウンロード、というのは難しい仕組みになってしまっているかもしれません。

ちなみにこのニンテンドーネットワークIDは、他社サービスとの関連付けをして利用したり、PCやスマホからのeShop接続などにも利用出来る模様。次世代機なども考慮して恒久的に使えるものにするようです。まあ、他社では当たり前のようにやっている内容で、ようやくというところではあるんですが。3DSでも今後アップデートで対応していくかもしれませんね。現状ですでに個人のデータはMiiで関連づけられてますので、そこにネットワークID足すだけですし。

なお、上記の各種サービスについては、発売後のネットワークアップデートで最新データを大量に落とす必要があるとのこと。本体の生産はかなり前からやっていたでしょうから、その間にいろいろソフトも更新されてしまったということなんでしょうね。初日は混雑するでしょうから、いろいろ混乱しそうです。

一人暮らしをイメージしたデモ

この後、デモの映像を使って利用シーンの紹介。ここは、いつもの家族でワイワイというリア充臭がきついものから一転、一人暮らしの男性若者、といったイメージになっています。ニコ生などを考えても、今弱いこの層へのアピールをかなり意識しているんでしょうね。

利用シーンとしては、ゲーム画面のTVとGamePad切替はいままで見たもの。他には、ゲームを中断してWeb検索ができることもアピールしてます。Vitaが実はこれがダメなんですよね。攻略サイトを見ながらプレイしようとブラウザ起動しようとするとゲーム終了させようとしてしまいます。ゲームを起動したままブラウザ起動は3DSではできており、あまり使わないにしてもこれぐらいは欲しいですね。なお、文字入力はキーボード、50音、携帯、手書き、記号の5種類。携帯、というのがちょっと古い印象ですね。今ならフリック入力の方がスマホで一般的だと思うんですが。

それ以外には赤外線リモコン機能を使ったTVへの切替、YouTubeらしきサイトの動画をTVに表示する例など。この例ではTV側は動画のフルスクリーン表示しながら、手元の画面はWeb表示にしています。HTML5の動画タグでの再生をマルチスレッドで動かしている感じですかね。これは2画面ならではの良い使い方と思います。もっとも、他社のSmartGlassとかでもできそうな機能ではありますが。ちなみに、ページ遷移まで可能かどうかは不明。デモではやっていませんでしたので、単に動画紹介の横の関連動画を眺める程度しかできないのかもしれません。

続いてMiiverseについて。ゲームを一時中断してMiiverseを起動。ゲームに対してスクリーンショットを登録してコメント投稿などができるようです。雰囲気はTwitterってかんじですね。機能的にもいいね!に相当する「共感」やフォローなどがあります。あと、注目のネタバレ防止については「投稿者がネタバレ申告」「発見者がネタバレと通報が一定件数集まる」という情報で非公開になる模様。タッチすれば表示できます。これだと、結局いたずら目的でネタバレする人は防げない気がしますね。ネタバレを複数投稿とかしたら結構な人が目にしてしまう気がします。ある程度任天堂川で監視員を立ててネタバレジャッジしたりもするんでしょうかね。人件費かかりそうですが。

New スーパーマリオブラザーズ U - Wii U

New スーパーマリオブラザーズ U - Wii U

他にはマリオの例で、ゲーム中の死んだ時に他人のコメントが表示されるとかの要素も。逆に自分が何度も死ぬと投稿を促されるとか屈辱的な機能もあるようです。3Dランドで黄金の葉っぱが出てくるのと同じような屈辱感が味わえそうですw。その他、ニンテンドーランドでもいろいろ書き残されたメッセージが見れたりする模様。

ビデオチャット&カラオケ機能

その他の本体機能としては、まずビデオチャット機能。機能的には普通のビデオチャット。映像はTVとGamePadへ同時に表示されます。フレームレートや画質はなかなか良好な印象ですね。その他、お絵かき機能が共有されるのがちょっと面白いところ。これはタッチペンで細かく記入できる感圧式のメリットをうまく活かしていると思います。静電式のタッチペンはどうしても太くなってブレがありますしね。あれだけ細かいのはなかなか大変です。

その他、JOYSOUNDとの連携でのカラオケに付いても紹介がありました。カラオケボックスでの曲選択のUIをうまくGamePadへ再現しているようです。機能的にはPS3などでも提供しているものと同様な印象。ユーザー単位での設定保存や履歴があるところが違うところでしょうか。利用は有料チケットで一定時間歌い放題というパターンですね。マイクはGamePadのマイクがそのまま使える?それ以外にもWiiU用マイクも発売される模様。自分は以前電撃祭でもらったUSBマイクがあるので、これが使えるといいんですけどね。PS3版のJOYSOUNDは、USBマイクでの自分の声の入力がTVから聞こえるまでに遅延が結構あって歌いにくかったです。この辺の遅延がどう克服されているかがポイントでしょうか。

まとめ〜丁寧な本体説明

以上、WiiU本体機能Directの内容をざっと触れてみました。本当はこの後NewマリオUもあり、なかなか面白そうでしたがこの記事はこの辺で。今回は特別な新情報というものは無いですが、丁寧な内容で発売前のチュートリアルとしてはいい感じでしたね。開封の儀とか、発売日の楽しみが一部奪われてしまったようなところもありますがw。ともかく、12/8の発売が楽しみですね。