クラウドゲーミングOnLiveが清算

ソーシャル、クラウドビッグデータなどのキーワードがいつぞやのITのようにもてはやされている昨今、ゲームの世界でのクラウドというと先日のGaikaiをSCEが買収した件が有名です。

SCEがクラウドゲーミングのGaikaiを買収〜今後のPSソフト配信の布石か - わぱのつれづれ日記

ソニーが購入、スマートテレビの他社とも提携しているGaikaiだけに、ソニーのPSプラットホームの抽象化一環かとも個人的には予想しています。一方で、クラウドゲーミングという分野では先駆け的な立場だったのがライバルのOnLive。こちらはE3などでも注目を集め先にサービス提供もしていました。ただ、これが急に会社清算したというニュースが飛び込んできました。

クラウドゲームのOnLive が清算、サービスは新会社に引き継ぎへ - Engadget Japanese

こちらの記事を見ると、かなり電撃的な清算だったみたいですね。サービス自体もアクティブは2000人程度とかなり厳しいサービスとなっていたようです。

こうなると、大手メーカーと提携、最後はソニーに300億もの大金で売ることができたGaikaiが勝ち組だった印象が強いですね。OnLiveは独自サービスだった割には流行らず廃れた、と。Android低価格ゲーム機のOuyaがOnLiveを利用する予定でしたがどうなるんでしょうか。

オープンゲーム機 OUYAが OnLive クラウドゲームに対応、出資は560万ドル超 - Engadget Japanese

清算後の新会社がうまく引き継げるのかどうか。

クラウドゲーミングはたしかに注目の分野でもあるのですが、遅延の問題はどうしても切り離せないこと、後はビジネスモデルもですね。クライアントとサーバーでの分散レンダリングなどができるようになるなど、nvidiaとかが進めている技術が実用化すればまた変わってくるんでしょうけど。現状はWiiUの映像低遅延送信の方が、リモートプレイ快適化という意味ではローカル限定ですが現実的な解なのかもしれません。

今回の清算をうけて、はたしてGaikaiに対する評価や活用はどうなるのか。SCEの展開にも注目です。