ドラゴンクエストI・II・III発売〜ファーストインプレッション
世間ではいよいよ東京ゲームショウが開幕。ただまだビジネスデイなので普通の人達が触れるのはまだ少し先ですね。そんな中、AmazonよりDQI・II・IIIが届いていたので、簡単に感想を述べてみたいと思います。
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- メディア: Video Game
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同梱物紹介
まずは、ざっとパッケージと同梱物から。箱の中にソフトとちいさなメダル、ファミコン神拳が入っている形です。あとはシリアルとかDQ25周年グッズの広告とかです。
ソフトパッケージをあけるとこんな感じ。
なつかしさ満点のファミコン神拳
まずは、ゲームそっちのけでファミコン神拳。自分がこれを買った理由でもありますからね。内容は忠実に復刻版。I,II,IIIの各ファミコン神拳のうち、主に冒頭の漫画部分、アイテム紹介が抽出されています。攻略記事関連は全然無しですね。個人的にIIの袋とじのロンダルキアマップに思い入れがあったのですが、そちらは無かったです。
ただ、漫画の部分は自分の中でも強く思い出に残っているところだったので、嬉しかったですね。アイテムのイラストとかも。子供の頃は、これを見て自分でイラスト書いたりしたものです。
他には、キム皇のファミコン神拳110番なるコーナーも復刻して掲載。テーブルトークRPGとかがえらい密度で書かれていてちょっとビックリ。また書き下ろしで最後に5ページほど堀井雄二氏のインタビューも。ドラクエ開発とファミコン神拳の執筆が同時並行で、ファミコン神拳で先にネタ出してゲームに落としこむとか、今じゃなかなか考えられない世界の話が聞けてなかなか面白かったです。
貴重な当時資料
続いては、ゲームソフトの方ですが、まずは資料集のところから。各ソフトの当時のビラ、ゲーム開発時の設定資料とかが見られます。ドラクエの手書きマップやモンスターのパラメータシート、シナリオとか、その手描き感がいいですね。TRPGをやっていたので、その時のゲームデザインの記憶がよみがえるようです。自分だけの世界地図とか作ったりするの、子供のころ楽しかったですね。
操作系としては、あまりこなれた感じではありません。資料の拡大も倍率をしていできませんので。もっと柔軟に拡大比率を調整させて欲しかったです。資料の上部に解説のテキストが載っているのは良かったですね。あとは、ついでなら当時の説明書とかも復刻してくれているとよかったかも。中古とかでも説明書って結構手に入りにくいですしね、ファミコンだと。
ゲーム部分
そして本編のゲーム部分。これはまさにエミュレーター、って感じです。ゲーム開始時にWiiリモコンでの操作方法が表示されるのですが、+ボタンについては中断メニュー表示、としか表示されません。ファミコンのドラクエI、IIでは、スタートボタンを押さないと開始しないのですが、このスタートボタンにあたるのが+ボタン。1ボタンをおしても開始しないのはファミコンらしいと言えばそうなのですが、マニュアル見ない人だとちょっとはまりそうだなぁ、と感じました。
スーファミの方だと、Wiiリモコンだとボタンが足りません。Aボタンが便利ボタンに割り当てられているのですが、左手でしか押せないボタンなので、全然便利じゃありません。スーファミ版の方をプレイするときは素直にクラコンを使った方がいいかと思います。
自分は、以前クラブニンテンドーの景品でもらった、復刻版SFCコントローラを使っています。
クラブニンテンドー2007年度プラチナ特典「Wiiスーパーファミコンクラシックコントローラ」到着 - わぱのつれづれ日記
同じ復刻版だけに、相性は抜群ですね。
あと、中断についてですが、各ゲームにひとつだけ。中断と言いながら、セーブ後もゲームを続けられたりするのが、それって単なるセーブじゃ?という感じもします。後、中断セーブについては、公式から注意も出ています。
ドラゴンクエスト誕生25周年記念ポータルサイト | SQUARE ENIX
どうも、中断セーブで復帰すると、ぼうけんのしょのデータも中断時のデータで上書きしてしまうようです。冒険の書のデータを中断セーブとは違うファイルで内部的に管理しておけばいいだけの話なのですが、そういったことはやっていない模様。VCもそうなんでしょうかね。そうだとしたら、同じ仕様ってことなんでしょうが。複数人でぼうけんしょを使ってプレイ、とかやろうとしている人は要注意かと。
特典映像〜OP, DQX
後は、OPと特典映像で付いてくるDQXについて。OPは、新たに作られた物。I・II・IIIの世界観のままリアルにアニメーションになっています。ただ、どうもCGキャラを使ったアニメーションになっているようで、ちょっと人物が硬い感じがしてしました。
DQ10の映像については、CG映像と実機相当映像がまざった構成。実機相当の方は、DQ8に非常に似た雰囲気になっていますね。PVはオフラインの部分が中心に紹介されており、DQ8プレイ済みの人からすれば慣れ親しんだドラクエ、って感じだったと思います。(自分はそもそもDQ8の時点で違和感があったんでなんですが。DQはSDキャラの方がいいというか。)
パーティプレイの方は、最初に仲間になるところとか、ちょっとしたチャットの部分が出ていただけですね。まあ、シンプルで普通な感じでした。
まとめ〜コレクターグッズとしては価値あり
以上、ざっと紹介してきましたが、とにかく懐かしさ目的で買った人には満足できるものじゃないでしょうか。ゲームの方を自分はあまりがっつりプレイする気にはならないので、値段に見合う価値があるか、というとどうだろうとも思いますが、まあ4000円以下とさほど高いものでも無いですし、個人的には満足です。今更ながらにDQIとかやると、「コマンド選択数多くてうぜー」「動きおせー」みたいなツッコミができて、それはそれでおもしろいか、と。
まあ、懐古グッズであるのには変わらないと思いますが、ドラクエやっていた当時の思い出に浸りたい、という意味では良いソフトじゃないかと思います。