ニンテンドー3DS、値下げ後初週は21.5万台

8/11から1万円の値下げを断行したニンテンドー3DS
ニンテンドー3DS アクアブルー【メーカー生産終了】 ニンテンドー3DS コスモブラック【メーカー生産終了】 ニンテンドー3DS フレアレッド【メーカー生産終了】

発売わずか半年で40%の値下げで、反発や価値低下なども予想されるためにアンバサダープログラムといったVCソフト無料配布などの対策まで行って断行した本施策。年末にマリオなどで大きく売って3DSをDS後継として大きく売るための布石としての異例の値下げだったわけですが、犠牲にしているものが大きいだけにその効果が非常にシビアに問われるところでした。その初週販売数が明らかになったようです。

ニンテンドー3DSが値下げ初週で約21.5万台を販売 - ファミ通.com

販売数は、8/14までの分で21.5万台。3DSの初週販売には届かなかったものの、2週目の販売数を越えて過去2番目の売上となったようです。今日本で一番好調なハードであるPSPでも、過去に20万台を超えたことがあるのは2回だけ(2007年9月4週、2010年12月1週)。DSと比べても20万台ごえは年末年始が中心です。そう考えると、今回の売上がかなりのものであることが分かります。

ゲームデータ博物館:PSP
ゲームデータ博物館:DS

実際、DSを買う代わりに3DSを買ったとかいう話がネットでもいくつか見られますし、売り場でも3DSのところに人が集まっていたり品切れのところが見られるなど、たしかに良く売れていた感じですね。この数字で、やっぱり3DSが欲しくなる、という流されやすい人たちを動かせると大きいでしょう。

とはいえ、任天堂の岩田社長が前から言っており、今回の件でも言及していたように、「値下げの効果は一時的なもの」というものがあります。ソフトがまだ十分にそろっていない中、単に値段が下がっただけでは売上継続は知れているところがあります。それでもまず、1ヶ月ほどは高い売上をキープしたいところでしょうね。その中で、9月、10月に2の矢、3の矢にあたるソフト、サービスの発表・提供を行い、波に乗ったまま年末商戦を迎えることができるかどうか。ライバルVitaも控えているだけに、任天堂にとっての正念場はまだまだ続きます。一所有者としても、もっと新しい何かをどんどん発表して欲しいものです。