英セガでも129万人の個人情報流出

非常に大きな騒ぎとなったソニー個人情報流出。日本では未だPSNのストアが復帰できない状況ですが、ハッキング・クラッキングの被害は他の会社にも広がり続いています。

今度は英のセガ子会社で不正侵入があり、129万人という大規模な情報流出があった模様です。

セガの英サイトに不正アクセス、百数十万人の個人情報流出 - IBTimes:世界の最新ビジネスニュース

メールアドレスや暗号化されたパスワードが流出。幸いクレジットカード情報は含まれていないようです。ただ件数は129万人と非常に大規模ですね。

今回の件は、ソニー・ピクチャーズ関連でハッキングを繰り返していたLulzSecは無関係な模様。ただ、彼らは彼らで大量のメアドとパスワードを組み合わせて公開し、Xbox LiveFacebookTwitterなどのハッキングに使えるものもあるかも、という挑発的な行為に出て騒動を起こしています。

[http://www.joystiq.com/2011/06/17/report-lulzsec-hacking-group-releases-xbox-live-facebook-login/:title=Report: LulzSec hacking group releases thousands of account logins, includes Xbox Live and Facebook [update] | Joystiq:bookmark]

他にも、DIRTシリーズなどを開発しているコードマスターズでも連続してクラッキングされていたりします。

英国本社における個人情報流出に関するお知らせ CODEMASTERS

ソニーのストリンガー会長がPSN個人情報流出の件で「悪の新時代の幕開け」と称していましたが、実際にそういった形で各社に広がってしまっている形ですね。犯人も複数で特定できず、目的も面白半分なのかフィッシング詐欺狙いなのか定まりません。このままなめられっぱなしでも癪ですので、捜査当局にはなんとか犯人を見つけて逮捕につなげて欲しいですね。一方で、遠隔地からプログラムで攻撃できてしまうハッキングですから、ともかくオンラインサービス各社はセキュリティ投資額を高めて自衛策を高め、顧客に悪影響が出ないように努めていただきたいものです。