米Appleが公式ストアでSIMロックフリーiPhone4取り扱い開始

この4月から日本でも始まりだしたSIMロックフリー。通信用SIMとしても日本通信がいろいろ面白いプランを撃ち出してきて、少しずつではありますがキャリア縛りの型が崩れてきているところもあります。

そんな中、日本におけるSIMロックフリー化の目的でもあったのがソフトバンク独占のiPhoneソフトバンク躍進の立役者でもあり、スマートフォンブームの火付け役でもあります。ただ一方で、ソフトバンクの回線が不満に感じている人がいて、iPhoneは使いたいけどソフトバンクは嫌、みたいな人が多くいたために結果的にAndroidが普及してきてしまっている状況もあり、Apple好き・iPhone好きとしてはむしろソフトバンクがネックになっているような歯がゆさも感じていました。テザリングソフトバンクは開放してませんしね。米では別料金ながらサービス提供されているというのに。ソフトバンクのせいでいわば日本は不完全版iPhoneを遣わされている状態です。

そんな中、米ではすでにVerizon向けiPhone4が出てAT&T独占が崩れていたわけですが、今度は3GにおいてもSIMフリー版をApple自ら扱うことになったようです。

アップルが SIM ロックフリーの iPhone 4 を米国で発売、649ドルから

さすがに縛りが無い分端末代は高いですね。iPad2より高いのはSIMロックフリーな分価格上乗せしている感じでしょうか。それでも、AT&Tは米では非常に評判が悪いので、それ以外の3G(T-Mobileなど)も選択できるのは大きいと考える人もいるでしょう。また、海外持参にも当地でSIM購入orレンタルでそのままiPhoneが使えるのも大きいです。

自分もiPhone3GSユーザーではあるのですが、今はWiMAXで運用。地下などは弱いものの地上では安定して高速でつなぐことが出来て、別次元な使い勝手を実現できています。SIMについてもb-mobileのカードなどが普通に使えるようになれば、受信感度での不満も軽減されますしね。

ソフトバンクも、いつまでも外圧だの電波不公平などを言っている場合ではないでしょう。キャリアのために世界的端末の機能が制限されるなどもったいない話。Twitterにフィルタ導入という話が出たときに「そんな馬鹿な話があるか」と言った孫社長なら理解できる話でしょう。これからiOS5がはじまればクラウド化によりますます多くの通信量が発生します。キャリア縛りを維持するようならば不満がないところまで持っていくべきですし、そうでないならAppleSIMフリー版発売を許可すべきだと思いますね。iPhoneだけではないソフトバンクも、そろそろ見せていただきたいものです。