ゲーム業界の2010年・2011年
あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。
昨年はアイマス2発表以降、楽しいことや厳しいことなどが多々あり、ここでもアイマス情報ばかり取り扱うようになっていましたね。それ以外では、iPhoneユーザーになってからAppleファンの度合いが高まり、iPadを買ったり、最近ではMacbookAirにまで手を出して、すっかりApple信者らしくなってきています(元々PC自作派でもありますし、Linuxも使うので雑食ではありますが)。
住み分けの進んできたゲーム業界
ゲーム機においては、各種機種の住み分けがよりはっきりしてきた形。和製PS時代のゲームの延長はPSPを本命に据え置きではPS3に。一般受けするものはDS、パーティゲームはWii、ギャルゲとシューティングは360という感じですね。一方、MHP3のDQ9を超えんばかりの大爆発を見ると、ファースト・サード問わずかなり売れるゲームと売れないゲームがはっきりしてきた印象。定番ブランドものも、過去の作品のクオリティや乱発に応じて販売数を減らすものもあれば、MHP3のように増えるものもあります。逆に新作、新ジャンルは鳴かず飛ばずな印象。DSでばっと群がってきたときと違い、ある程度皆ゲームになれて保守性が出てきてしまったのかもしれません。新ジャンルなどでは、iPhoneやモバイルゲームの方が、一般人の敷居が低い分いろいろ出てきてる印象もしますね。据え置きだとXBLAなどがそんな位置でしたが、どんどんスマートフォンなどにシフトしてきている印象です。
また、住み分けが進んだ分、どの層にどれだけの人がいるのか、というのもだいぶ明らかになってきた感じです。たとえ客層が特定ハードに集中しても、絶対数が限られているのでは、稼げる量も限られています。予算を絞ったゲームは今後も増えてきそうですよね。
新たな機種でどう変わる?
今年は、ここにニンテンドー3DSが加わります。現状の発表タイトルを見るかぎりは、HDの路線の定番タイトルを、そのまま持ってきたようなものも多く見られます。DSの成功がある分、こうした流れは安心感につながり、手堅く売れるでしょうが、一方斬新さに欠けるところも。自分も、3DSは買うとは思うのですが、いまいち現状ではワクワク感が足りない印象。GBAも最初そんな感じでしたね。もっとも、3DSにはすれちがい通信やモーションセンサ、3Dカメラなど様々な新しいフィーチャーがありますし、岩田社長もまだそういった新規要素活用ゲームが控えている、みたいなことを言っていましたし、そのあたりに期待でしょうか。
また、PSP携帯もアナウンスされましたが、こちらはどの程度のムーブメントを起こせるか。現状のPSPgoの苦境を見るに、あまり大きな期待は持てませんが、次のPSP2への布石にはなるかもしれません。Androidとの融和が進み、そのまま「通信・十字キー付き携帯端末」へと融合していってしまうのかもしれませんが。
据え置きゲーム機は性能的な差異が玄人しかわからないレベルになってきて、開発費もかかることから、なかなか大きな伸びは難しいでしょうね。それこそ定番タイトルばかりの状況から抜け出すのは困難かと。それよりは、スマートフォン、3DSなどが似たような土壌で戦うようになる分、ソフトも充実して激しい戦いが起きそうな気もします。その分、玉石混淆とはなるでしょうが。
後は、KinectやMoveの活用がどの程度進むのか、も注目です。どちらも後付デバイスということもあり、普及率的には厳しいものがあるとは思いますが、特にKinectは新規要素も多く、PC関係でオープンな感じで盛り上がっている中で新しい応用が出てくるかもしれず、それらがどのようにソフトに生かされていくか、興味があります。
新展開に期待
いずれにせよ、いよいよ迎えた2011年。停滞気味のゲーム業界にも、何か新風が巻き起こることに期待したいですね。個人的にはまずはアイマス2の発売が待ち遠しいところですが。