パナソニック、3D撮影可能なビデオカメラ発表〜マイクロフォーザーズの3Dレンズも

ここのところ、主にメーカーや映画会社側からの提案で広がりをみせている3D映像。一方で、ゲームの世界でもPS3ニンテンドー3DS立体視に対応するなど、供給側から強いプッシュがつづいており、消費者の関心も徐々に高まりを見せています。

そんな中、パナソニックから民生用として3D映像を撮影可能なビデオカメラが発表となりました。また、合わせてマイクロフォーサーズの3Dレンズも発表されています。

パナソニック、世界初の3D撮影対応民生用AVCHDビデオカメラ -AV Watch
パナソニック、LUMIX G用「3D対応レンズ」を開発発表 - デジカメWatch

ビデオカメラの方が、今回大きく発表されたもの。フルHDの映像の水平方向半分の解像度で右・左の映像を記録し、合成することで立体映像を撮影できるようです。比較的コンパクトにまとまっていますが、レンズが若干大きい感じもしますね。

一方、個人的に注目のなのはLIMIX G用の3Dレンズ。自分はDMC-GF1パンケーキレンズ)を購入して持っており、そのコンパクトさと高画質なところが気に入っているのですが、この3Dレンズもかなりのコンパクトさ。対応カメラはまだ発表されていませんが、GF1に相性がよさそうな感じです。

大きさがコンパクトに纏められているだけに、立体感や画質・明るさに対して不利な点はあるかもしれませんが、手軽に3D映像を撮影できるというのはなかなか面白いかもしれません。

もっとも、あとは撮影した映像をどうみるか、という問題もありますが。TVで3D映像を見るには最新のモデルに手を出す必要があり、なかなか高価。解像度は大幅に落ちますが、ニンテンドー3DS上でも閲覧できるようになっていたらよさげ何ですけどね。以前はパナソニックからプレイやん向け動画変換ソフトなども出ていたわけですし、可能性はなくはないかもしれません。あとは、裸眼3D対応のフォトスタンドとかも欲しいところですね。

いずれにせよ、現時点では3D映像そのものにそこまで強烈な牽引力、モチベーションはないとは思いますが、地デジの時のように、いつの間にかどれも3Dに対応していた、という形で自然と消費者の生活に入り込んでいくのかもしれませんね。