ニンテンドー3DS、発売日や価格を9/29に発表すると予告

携帯機、据え置き機ともに勢力争いが一段落し、客層の棲み分けも進んでいるゲーム業界。一方で、いずれもライト・コアを含め固定客層向けに過去のゲームの焼き直し、続編が増えてきており、目新しさが欠けているところもあるように思います。

そんな中、新たな起爆剤として期待されている任天堂の新ハード、ニンテンドー3DS。自分も先月のE3で実際に体験して、感想をレポートしています。

ニンテンドー3DS ファーストインプレッション - わぱのつれづれ日記
ニンテンドー3DSの画面を、頭を左右に動かして見るとどうなるか - わぱのつれづれ日記

そんな3DSですが、2010年度内の発売が示唆されていたものの具体的な発売日までの言及はなかったわけですが、これに関して先日おきなわれた中間決算報告において追加の情報があったようです。

ニンテンドー 3DS、発売日・価格発表は9月29日

こちらによれば、9/29に具体的な発売日、価格の発表を行うようです。4-6月期は任天堂も第一四半期としては初の赤字。要因としては為替差損も大きいですが、ハードを牽引するソフトが少なかったということが挙げられています。一時期のハード普及率に乗っかることを期待したサードソフト群が、見合った成果が出ず数が減ってしまったことも影響しているでしょう。また、任天堂自身も3DSの発売に向けたソフトの仕込みにリソースを割いたために、任天堂自身のラインナップも一部定番ものだけに限られてしまった印象があります。

ニンテンドー3DSでは、そういう意味ではE3での発表でもサードの協力を多数取り付けていることをアピールしていますし、裸眼3Dという目新しい要素もあります。決算報告書において、任天堂の通期予想におけるDSの売上は3DSを含めてのものと記述していますし、3DSについては失敗が許されない状態。価格はDSiLLが18000円であることを考えると、20000~25000円あたりが妥当か?時期としては年末商戦に間に合うよう、初代DSと同様12月頭というのが可能性が高そうな気はします。もっとも、生産がどの程度順調にできるか、というところもありますけど。

個人的に3DSを体感した印象としては、基本的にはDSの堅実なスペックアップ版。アナログパッドがついたり、3D能力が向上していますが、解像度は大きくは変化していません。立体感も、奥行き方面の表現はなかなか有効そうですが、目が疲れやすい、頭の位置をずらすと像がぶれるといった欠点もあります。とはいえ、なんだかんだ言ってもDSとの互換性の効果は大きいでしょうし、ロンチから爆発的に売れることでしょう。果たして、ソフトとしてどんなものを揃えてくるか、9/29の発表が楽しみです。