「ドリームクラブZERO」発表〜Xbox360で今冬発売

普及台数では他のプラットホームから大きく遅れをとっているXbox360

Xbox 360 250GB【メーカー生産終了】

Xbox 360 250GB【メーカー生産終了】

もともと洋ゲーXboxLiveのサービス品質では定評がありましたが、その他に、アイドルマスター5pbのギャルゲ、シューティングなど、コアなファン層をかかけるソフトが集まっていることもあり、人によっては非常に価値の高いハードとなっていたりします。

先日アイドルマスター2Xbox360向けに発表されたこともあり、関心を集めていたりしますが、さらにそのアイマスのフォロワーであるドリームクラブについても、新作がXbox360で発売されることが発表となったようです。

Xbox 360で待望の新作が登場 『ドリームクラブ ZERO』 - ファミ通.com

前作の5ヶ月前が舞台

タイトルはドリームクラブZERO。アイマス2が、前作から1年後、Pなしでのデビュー半年後というパラレルワールドの設定となっていますが、ドリームクラブは逆に前作より5ヶ月前という設定になっているようです。時間経過と共に新しく入ってくるキャラも出てくるなど、ちょっとおもしろい感じですね。新キャラも紹介されており、まだ2人ほどモザイクで隠されているようです。

DREAM C CLUB(ドリームクラブ) Portable

DREAM C CLUB(ドリームクラブ) Portable

先日、前作Xbox360版の移植であるPSP版が発表されたばかりでのXbox360新作発表。流れ的には、アイマスSP後のアイマス2と同じ流れで、フォロワーとして忠実な流れではあります。D3自体、現状バンナムグループ傘下ですので、ある意味足並みを揃えているとも言えるでしょうか。

「ユニークさ」でソフトが集まるXbox360

JRPGラッシュ以降、PS3での新型発売などもありゲーム機としての存在感が危ぶまれていたところもあるXbox360ですが、なんだかんだ言ってオトメディウスアイマス、ドリクラと、前作がXbox360で独占発売されていたソフトの新作が再びXbox360で発売されています。これは、前作でのソフトおよびDLCの売れ行きが好調であったという証でしょうか。また、いずれもDLCに力を入れていたソフトですし、DLCに関してはXboxLiveの方が一日の長があるとも言われています。その他、「客層がはっきりしていて売上予測が見込みやすい」というところも、あまり冒険のできない会社にとってはありがたいところかもしれません。

PS2時代の大作ソフト、従来ゲームはPS3の方が優先されている感じですが、そもそも日本の従来ゲーム市場が縮小してきたために、数やメーカー自体がかなり限られている状態。海外も狙ってマルチで行くか、開発費をしぼってPSPで手堅くいくか、というのが最近のサードの傾向のように思います。

自分は前は今後はHDゲームはマルチばかりになると思っていたのですが、現状ではそのマルチ化の負担すら結構国内メーカーには厳しくなってきている印象です。すでにゲーム機シェアの大勢が決まっている中、各々の客層を見て、売れるところに、利益が見込める予算でゲームを作っていく、という展開が続くでしょうね。ギャルゲ・シューティングは360、アニメ調RPG・アクションはPS3パーティゲームWiiという感じ。携帯機ではアニメ調ゲーム&ギャルゲがPSP、その他はPSPとDSという傾向でしょうか。

「楽しいこと」をどれだけ突き詰めていけるか

今後、3DSが発売されることで、また少し勢力図も動くことはあるかとは思います。ただ、全体的にゲーム市場が停滞感を見せており、海外メーカーも含めて続編ばかりで拡張が止まっているように感じます。スマートフォンの拡大でソーシャルゲームも世界的に広がりを見せており、ゲームの規模、種類も多種多様化。従来の枠にとらわれず「楽しいとはどういうことか」を突き詰めた、トータルでのエンターテイメントデザインが望まれることでしょう。各社の創意工夫により新しい「面白さ」を生み出し、大きな波を作っていってほしいなと、期待しています。