次世代iPhone流出関連の舞台裏?

現在、ネットを騒がせている次世代iPhoneの流出話。自分も、前回のエントリーで、拾得物を勝手に分解して公開している点について懸念を示しました。これについて、同じくデジモノ関係で様々な噂を取り扱っているtechcrunchから、今回の舞台裏について流れている情報などを報じています。

次世代iPhoneリークの舞台裏

以下のところでも、同様に舞台裏の情報についての考察が述べられています。

Tech Wave : 次期iPhoneをバーに忘れてきたのはAppleのソフト開発者=米Gizmodo【湯川】

これによると、この端末を入手した人は匿名の人物のようで、最初はEngadgetがこの情報を報じ、その後金銭でのレンタルについてEngadgetが躊躇しているうちに、GIZMODOの親会社が5000ドルで購入。今回の分解しての詳細記事にいたったようです。日本語版でも記事が出ていますね。

飲み屋に落ちてた次世代iPhone徹底解剖(その2) : ギズモード・ジャパン

GIZMODEのサイトでは、そうした金銭授受の記事は無し。その中で得意気にAppleの機密情報と思われるものを分解して紹介しているのは、正直ちょっと見ていて気味が悪いところもあります。

情報によれば3/18に落としたもので、即日内容は遠隔消去されたとのこと。6月以降の発売となれば、これからデザインが変わる可能性もありますし、むしろ意図的にカモフラージュとして用意していたモデルの可能性もあります。ただ、その割にはチップやデバイスが凝っているというところもありますが。

今回の件に関しては、法律的にかなりきな臭いところを多分に含んでいます。大手デジモノニュースサイト同士の結構どろどろしたやりとりは、デジモノ情報好きとしては、ちょっと気分の悪いところもあります。Appleが具体的に果たしてどういった対応に出ますか。無視を決め込み、発表会当日全く別物を出す、とかだと結構痛快なんですけどね。


P.S.
GIZMODOに、Appleから正式に返却要請が来たとのこと。試作機であったことは確定っぽいです。
A Letter: Apple Wants Its Secret iPhone Back - Iphone 4 - Gizmodo

しかし、こうした要請文でさえ、スキャンして堂々と公開するのはどうなんでしょうか。返却に応じる姿勢をしめし、法的にも問題ない、っぽいことを言っているようですが、何か盗人猛々しい雰囲気も感じてしまいます。iPhoneOS4.0の報道ではリアルタイムで現地からテキスト実況をしていたGIZMODOですが、今回の件でAppleとの関係は悪くなってしまうかもしれませんね。