南米チリで大地震・ハワイなども津波のおそれ〜坂口博信氏も状況をTwitterで報告

先日、ハイチで大地震により多大な被害が出たばかりなのですが、今度は南米チリにてM8.8もの大地震が発生、またしても大きな被害が出てしまっています。

【チリ大地震】「壊滅的な被害」死者122人に ハワイに4・8メートルの津波の恐れ - MSN産経ニュース

今回の件で、地震の規模が大きかったことから、ハワイに津波が押し寄せる危険がある模様です。日本でも、規模は小さいながらも到達はありえそう。津波と言うとスマトラ沖地震で未曾有の大災害となったことが記憶に新しいところで、慎重かつ迅速な対応が必要となるでしょう。

この地震に関して、先日ラストストーリーを発表し、現在ハワイに滞在されているミストウォーカー坂口博信氏も、Twitterにて状況報告をされています。自分もフォローさせていただいて坂口氏のつぶやきをチェックしていますが、以下、いくつか発言をピックアップしてみます。

  • 津波、だいじょうぶだったんじゃ?(呑気(^_^;) 16フィートっていうとノースにくる大波の半分か。でも津波だとパワーが違うのかな。窓の外の街の様子はだいじょうぶそうだが・・・
  • まだ真っ暗な早朝。今、街中にサイレンが響き渡ってる・・・
  • TVでは、サイレンが鳴るけどくれぐれもスーパーとかガソリンスタンドに押し寄せないように、だって。
  • 津波はとりあえず大丈夫。5時間後(11:19am)ですね。ただ、もし来たらここは災害に弱いので大変そう。たぶん停電と断水。水をためておこうかな。
  • ホノルル市長の声明・・・「Plan for the worst and hope for the best」
  • @hikkaripikkari 最大6フィートだから、2mくらいかな。でも津波は力が強いからちょっとヤバイかも。この島はそういうとき長時間の停電と断水になるから。
  • 津波で大騒ぎな日の朝焼け。屋上にでたら、けっこうパトカーのサイレンが鳴っている。あちこちで(スーパーとか?)トラブルなのかも。 http://twitpic.com/15nrwd

坂口博信 (auuo) on Twitter

現地のサイレンの話とか避難誘導の話などが、生々しく伝わってきますね。高さは2m程度とのことですが、津波の場合はその高さの波が継続的に押し寄せるわけで、その体積による破壊力は凄まじいものがありますからね。2mの津波についてはちょうどWikipediaでも説明があります。

例として2mの普通の波と津波との違いについて述べよう。海上では普段から偏西風や低気圧(気流)、月の引力などの影響を受け少なからずデコボコが生じる。2mの普通の波とは、このデコボコの差が2mあるだけの事で、波長や波を形成する水量は比較的少なめで、2mの普通の波が海岸に達した所で海岸付近の地域に被害をもたらす事はそう多くない。一方で2mの津波とは地震などによる海底の隆起または沈下により海水面自体が普段より2m盛り上がり、それが海岸に向かって伝わっていく、言い換えれば2mの水の壁が海岸めがけて海上を走り、岸壁にぶつかると同時に水の壁は崩壊し一気にとてつもない水量が海岸地域を襲うということである。

つまり2mの普通の波は海岸に少量の海水を吹きかける程度であるのに対して、2mの津波は何kl(キロリットル)もの海水が一気に海岸地域を襲い、自動車や多くの人を簡単に飲み込み沖へ引きずり込んでしまう程の威力があるのである。例えば、2mの「波」の水量は2(m)×波長数(m)×0.5×約 0.5×海岸の距離(m)で、海岸1mに押し寄せる波の水量は波長3mとして1.5m3(=1500リットル)、ドラム缶数本分である。一方、2mの「津波」の水量は2(m)×波長数十km(m)×0.5×0.5×海岸の距離 (m)で、海岸1mに押し寄せる津波の水量は波長10kmとして5,000m3(=5,000キロリットル)、競泳用プール2つ分となる(体積の比較参照)。2003年に発生した十勝沖地震では、実際に2mの津波に飲まれ命を落とした人が確認されている。
津波 - Wikipedia

万全の体制で、津波による人的被害などがでなければいいな、と思います。