ヤンキース、9年ぶりワールドシリーズ制覇!〜松井3安打1HR6打点でMVP!!

やりました!やってくれました松井秀喜!3勝2敗で迎えたWS第6戦、松井の大活躍により、悲願のワールドシリーズ制覇を達成しました。

松井秀、悲願の世界一! 先制弾含む6打点でMVPに輝く - スポーツナビ

先にリーチをかけながら敵地で第5戦を落としたヤンキース。しかし、今日は本拠地のヤンキースタジアム。そして、DH制の復活のより松井もレギュラーで復活という、ある意味日本人MLBファンにとっては絶好の舞台が整った状態ではありました。ただ、そんな中でもなかなかうまく行かないのが勝負の世界。特に、ヤンキースは強い強いと言われながらも、9年間ワールドチャンピオンになれずにいました。それだけに、今日の試合も一筋縄には行かないと思って見ていました。特に、相手先発はレッドソックス時代からの宿命のライバル、ペドロ・マルチネスでしたしね。

松井、4打数3安打1HR6打点の大活躍でMVP

しかし、そんな中で、松井秀喜が本当に大きな仕事をしてくれました。2回の第1打席、第2戦でも値千金のHRを打った相手、マルチネスですが、レギュラーシーズンではきっちり押さえ込まれていた相手。しかし、このワールドチャンピオンを決めようかという試合で、再び松井はやってくれました。ペドロから、特大の先制2ラン!思わず、メジャー1年目のALCS第7戦、8回にペドロから打ったタイムリー2ベース&その後のホームインでの咆吼を思い出してしまい、感極まってしまいました。

そして、松井の活躍はそれだけで止まりません。続く3回には、一死満塁でA-RODが見逃し三振と、雰囲気的にまずい展開になったところで、再び松井がセンター前に2点タイムリー。3回表に1点返されていただけに、試合の流れを持ってくる非常に貴重なタイムリーとなりました。そしてさらに第三打席はテシエラのタイムリーで1点追加した後の一死一二塁。ここでも、松井は甘い球を見逃さず、あわや二本目のHRかという二塁打を放ち再び2打点。最後は三振となったものの、4打数3安打1HR6打点という、文句なしの活躍を果たしてくれました。

この結果、松井はなんとWSのMVPを獲得。WSでの6打点は史上タイ記録。1960年以来の記録のようです。そして、守備機会無しDHでのWSのMVPは史上初とのこと。いかに今日の活躍が神がかっていたのか、わかるというものですね。

松井ファンとしては感涙の結果

自分は、根っからの巨人ファンであり、松井がMLBに行ってからは毎試合NYYの試合を視聴し、HRシーンを録画&編集してDVDにアーカイブするほどの、大の松井ファンでした。本ダイアリーでも、立ち上げ当初から度々彼の試合での活躍を話題にしていたものです。ワールドチャンピオンに非常に近い立場であるヤンキースでありながら、松井が加入初年度にWSに進んで活躍したもののマリーンズにしてやられてしまい、その後はWSにも進出できず敗退。そして、悪夢の2006年5月の守備時の骨折事故…。NYYの勝利にかけ、WBCの出場も辞退したために、風当たりも強くなり、昨今は膝の調子も悪くてDHオンリー、出場機会も限られてヤンキースとも今年限りか、と言われていた状況で、松井ファンとしては本当にもやもやする展開が続いていました。
それだけに、今日の活躍は本当に、本当に嬉しかったです。ワールドチャンピオンを決めるかという試合で先制HRを打ったというだけでも、もう泣きそうでしたのに、その後さらに4打点。この段階で思わずこの7年間を思い出して泣けてきましたね。そして最後勝利してMVPが決定したときには、信じられないという気持ちと共に自然と涙がこぼれてしまいましたね。スタンディングオベーションの中、インタビューに応える松井。できれば英語でインタビューに応えて欲しかったところですが、まあそれはそれ。最高の舞台で活躍してくれた松井は、WBCイチローの活躍に負けないほど輝いていたと思います。本当、松井ファンでよかった、と思った瞬間でした。

来年の去就、活躍にも注目

来年はヤンキース残留は絶望と思われている松井ですが、今日の活躍とMVPは、オーナーであるスタイン・ブレーナーにも大きなアピールになったように思います。優勝後のインタビューでも、ヤンキースが好きで、チームメートも好きで、できれば残りたいと発言していましたしね。できることなら、彼にはこのままヤンキースでプレイして欲しいものです。ヤンキースでなくても、MLBでのプレイを続けて欲しいですね。日本に戻るとしたら、やはり巨人ファンの自分としては巨人以外にはできれば行って欲しくない気持ちもあります。

とはいえ、全ての選択肢はヤンキースの判断、他球団のオファー、そして松井自身の判断にあると思います。一松井ファンとして、どんな形になろうとも、ずっと松井を応援していきたいと思います。とにかく、今日の活躍は本当にお見事でした。念願のチャンピオンリング獲得、本当におめでとう!優勝カーニバルも存分に楽しんで欲しいと思います。コングラッチュレーション、松井秀喜