PS3、最新アップデートでDTCP-IP対応

薄くなり、HDD容量増加、なおかつ値段も1万円下がって俄然注目が集まっている新型PS3

先日の発表会で、ファームウェアについても更新があることが明らかになっていましたが、その公式なアナウンスがされたようです。

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色々と便利そうな機能はあるのですが、個人的に大きいと思うのがDTCP-IP対応機能ですね。

地デジ録画の視聴が可能なDTCP-IP対応

DTCP-IPは、マルチメディアコンテンツをLANでやりとりする際に多く用いられるDLNAにおいて、地デジなど著作権保護されたデータの転送に必要な技術。PS3は、安価な高品質ネットワークプレイヤーとしての魅力もこれまでもあったのですが、あいにくDTCP-IPに対応しておらず、地デジの録画映像のネットワーク再生などに対応していませんでした。しかし、これでDTCP-IP対応したことで、魅力がさらに高まりましたね。地デジという大容量なコンテンツの場合、録画容量はいくらでも多くのものが望まれます。BDにいちいち焼いたりするのも手間ですし、とにかく映像はHDDにガンガン記録し、再生は何らかのDTCP-IP対応のDLNAプレーヤで行う、というHDD中心の世界にまた一歩近づいたというところでしょうか。

マッチする人には非常にお得な製品

BDについても、アニメファンならBDプレーヤ需要も高まってきているでしょう。けいおん!のBDも好調ですしね。

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リビングのレコーダーで録画したコンテンツを自室のPS3で再生ということも出来るようになるわけで、こうした環境にある人にとっては、ゲームを抜きにしても3万円でこれが実現できるというのは実にお得な感じです。

大幅な値下げにより、逆ざやの説も一部ささやかれていたりしますが、単純に一消費者としては嬉しいところでしょう。あとは、どの程度PS3が盛り返し、ソフトやサービスの面でソニーの利益に貢献できるかどうか。それが、次のゲーム事業へのキーポイントになるかもしれませんね。