新型PS3 29980円で9/3発売

今世代機で、日本では2番手につけながらも、海外ではXbox360の下に甘んじているPS3。HDゲーム機として、BD搭載といった付加機能はあるものの、ライバルXbox360に比べて1万円ぐらい高い値段設定と大きな本体が問題点として前々からあげられていたのですが、遂にこの二つを解決する新型PS3が発表となりました。

SCE、29,980円の薄型「新PlayStation 3」を9月3日発売 -AV Watch

リーク情報と同じデザイン〜よりPS2風に

デザインは、E3前に中国経由でリークされていた物と全く同じでした。一旦、前のリークはデザインが安っぽくてロゴも変化しており、E3で発表も無かったことからガセと見なされていたこともあって、そのままのデザインで出てきたのはちょっと意外でしたね。

薄型「PS3」の本体&パッケージ画像、工場から流出?

PS3のテカテカしたデザインに比べて、今度はプラスチック感のより強いデザインで、雰囲気的にはPS2に似ている印象です。ロゴをPS3PlayStation3とすることを見ても、PS2の延長、という意味合いを強く持たせている感じがしますね。スリムになった分、Wiiと同様「置いていて邪魔に思われない」という意図も感じられます。

PS2の互換は搭載無し。これは、現状ではソフトだけでのエミュレーションは難しく、追加チップをのせては逆ざや解消にならないという観点から望み薄だとはおもっていましたが、案の定でしたね。どうせなら横置きにしたときに薄型PS2と一体になるようなデザインにしていてもいい気もするんですけどね。もっとも、新型のデザインでも薄型PS2との親和性はだいぶ高いと思いますが。どこかの周辺機器メーカーが、AVマルチの出力端子が二つあるD端子ケーブルとか出してくるかもしれませんね。

XMBも、Xbox360に対抗する形で複数の情報が同時に表示される形になってよりスペースの有効活用がされているようです。

新型による情勢の変化は?

この新型により、国内ではよりPS3の需要が高まりそうな形ですね。ちょうど、TOVなどのソフトも9月以降いろいろ出ますし。WiiMH3が出たこともあり、PSPも有力なライバルプラットホーム的な位置にいるだけに、どれだけPS3に和ゲーを年末もそろえていけるかが、一つの指標になるでしょうか。FF13が年末商戦に間に合うと、一気にブレイクするかもしれませんね。

一方海外でも、120GBで$299とXbox360 EliteStandardに価格で並んだ形。Xbox360の方は、Eliteを通常版扱いにする動きを見せていましたが、この新型PS3の情報をつかんだ動きだったのかもしれませんね。同一価格帯での勝負になるので、後はソフト次第、というところでしょうか。

いずれにせよ、PS3が大きく伸ばすいいきっかけになるのは間違いないでしょう。あとは、その勢いを持続するだけのソフト、およびサービスを提供し続けることが出来るかどうか。エンターテイメント企業としてのソニーの実力拝見、というところでしょうか。