PS3「テイルズオブヴェスペリア」体験版配信開始〜プレイレビュー

Xbox360で発売され、高い評価を得たRPGテイルズオブヴェスペリア

テイルズ オブ ヴェスペリア - Xbox360

テイルズ オブ ヴェスペリア - Xbox360

その発売からそろそろ1年というところになりますが、追加要素付きで9月にPS3版が発売されることになっています。

その体験版が、いよいよ今日からPS3で配信開始されました。早速一通りプレイしてみた感想を述べてみたいと思います。

舞台はケーブ・モック大森林〜パティも使用可能

まず、体験版のステージですが、360体験版はエフミドの丘というかなり序盤のステージだったのが、今回はケーブ・モック大森林と、それよりは少し進んだステージが切り出されています。デモを見る限りでは、パーティはユーリ、エステル、リタ、カロル、ラピードで、そこにレイヴンが加わった形なのですが、実際に使用できるキャラはユーリ、エステル、リタ、ラピード、そしてパティ。カロルとレイヴンが消えているかわりに、PS3での新キャラ・パティが使えるようになっています。ただ、実際にパティが登場するのはこのステージの後半になってから。なので、ストーリー的なつじつまはあんまり合っていませんね。まあ、体験版でのサービスってことなんでしょう。

ケーブ・モック大森林なのですが、見た目も360版とは少し変わっている印象。所々に光るコケみたいなのが目立ちます。あと、入口近くにギガントモンスターも配置されており、体験版レベルで挑むにはかなり強いです。というかステージボスよりも強いですね。アイテムを駆使して戦いましたが、全滅してしまいました。ボスの方は、比較的ごり押しで何とかなりましたけど。元々、360版の時も特に手こずった記憶のないステージですしね。

データのロード時間ですが、ステージ最初の戦闘時が3秒ほどのロード、それ以降の戦闘時は1秒ほどのロードでした。360版のときはステージ最初の戦闘だけ2,3秒ロード時間があったものの、2回目以降のセーブ時間はほぼ0だったのですが、PS3版は2回目以降でも一呼吸待たされる感じです。この違いは何に起因しているんでしょうね?両方HDD起動の体験版なんですけど。

パティについては、一度使ってみたのですが今一操作法がよく分からず。元々自分は360版でもユーリばかり使っていたので、他のキャラの操作に慣れていないんですよね。パーティに入れてプレイしているときに、いくつか見慣れないエフェクトはありましたが、この1ステージのプレイぐらいではちょっと把握し切れませんでしたね。パティ自体は、ストーリー的にはステージ後半に登場。カブトムシに捕まってとぼけた感じで空を飛んでいる形で登場します。口調と言い、天然というか電波系のキャラみたいですね。どうやら宝探しをしていて、ちょくちょくパーティに絡んでくる、という立ち位置のようです。「ラゴウの屋敷にもいた」という発言もあったので、カプワ・ノールのそのあたりが初登場になると思われます。

デモの感じだと、このステージでもパティは別行動っぽい感じもするのですが、一応最後の方にパティ入りのスキットも入っていました。パティがユーリにご褒美のチューをしようとするなど、なかなか明るい性格みたいですね。「イエス・ウィー・キャンなのじゃ」とか、アメリカンなネタも入っていました。

Xbox360版と遜色ない出来

以上、ざっとプレイしてみましたが、他にもスタートボタンでイベントスキップが出来るようになっているのも非常に大きいですね。スキットやイベントなど、360版と一緒のものは見た目もほぼ一緒なので、360版をプレイしたことのある人にはこのイベントスキップは助かります。また、ボスが結構強いゲームでもあるので、再プレイ時にも大幅に時間が短縮できるのがいいですね。というか、360版のときからつけておけよ、という感じです。また、体験版の段階でオーバーリミットLv2、フェイタルストライクが体験できるのもいいですね。とくにFSはこのTOVの肝となる要素ですからね。FSによる一撃死の快感が味わえるのはお得です。

戦闘時のロードが若干360版よりも長いですが、それ以外のグラフィックなどでは特に見劣り無し。ステージの微妙な変化、新キャラ、新スキットなど、スキップ機能を駆使すれば360版体験者でも楽しめる要素はありそうです。ただ、自分の場合、わざわざ再度フルプライスで買ってまでプレイするか、というとちょっと微妙ではあります。スキップ使ったとしても戦闘はある程度こなさないといけませんし、結構時間かかっちゃいますからね。

とはいえ、PS3しか持っていない人で待ち望んでいた人には、安心の出来になっていそうです。9月の発売が待ち遠しい、といったところでしょうか。