E3 ソニープレスカンファレンス

任天堂に続いて開催されるのがソニーの講演です。

まずは、SCEAのトレットンが登場し、これまでの売り上げなどいろいろとトーク。タイトルとしてはHEAVY RAINやラチェットアンドクランクなどが歓声が上がっていましたね。

その後の最初のデモはアンチャーテッド2。街を見下ろす建物からの開始で、街の表現がすごいですね。そのままの流れでヘリの銃撃から街に降り立ち戦闘へ。建物の外、中を織り交ぜながらの実演プレイをしていました。ヘリとの対決に迫力がありましたね。次のタイトルはMAG。非常に大人数での対戦が楽しめるFPSのようですね。

PSP Go公式披露

これに続いてはPSPの話。各種タイトルを足早に紹介した後、SCE社長の平井氏が登場。まずはすでにリークがもれまくっていたPSP Goです。服の中から取り出す、よく見る演出ですね。15% 小さく、40%軽くなっているというのは魅力的ですね。16GB内臓で、スロットはマイクロメモリースティックということで、メモリは買いなおし前提でしょうか。連携するPCソフトとして、MediaGoを用意。価格は$249.99。発売日は8/1とのこと。

グランツーリスモPSP

今度は山内氏が登場。日本語での講演ですので理解しやすいです。グランツーリスモPSPを発表。PSP Goでの実演しています。800台以上の車が入っており、レースモードもいろいろ入っていてフルセットのグランツーリスモであるとのこと。PSPならではの機能としてはアドホックでの4人までの対戦。また、アドホックによりガレージ内容のトレード、シェアなどが可能になるようです。みなで車を集めて、交換していく、というのを楽しんでほしいということのようですね。プレイアブルの実機も各種会場にはそろっているようです。

最後はPSP Goの映像にGT PSPの映像を重ねてPVが流れていました。

小島秀夫登場〜PSP「MGS PEACE WALKER」発表

そして、昨日MGSRの360発売で一騒動起こした小島秀夫監督が今日も登場。MGSの新作、PeaceWalkerを発表しました。スネークも登場する、本格的続編。スタッフもMGS4のメンバーが作り、小島秀夫氏がデザインしている正式続編扱いのようですね。PS陣営にちゃんと正式続編を提供するあたり、PSファンに義理を通している形でしょうか。発売は2010年とのことです。

PSPの各種タイトル紹介〜PSN

このあとは、PSPのタイトルを映像で紹介。バイオハザードリトルビッグプラネット鉄拳6などのタイトルが次々と流されていました。

大量のPSPタイトルを紹介した後、PSNの紹介へ。FFVIIの配信が海外では今日からのようで、会場が沸いていましたね。続いてHomeの紹介。すでに知っている内容も多く、ダンスとかを見るとどうしてもほめ春香を思い出して笑えてしまいますw。

PS3の各種タイトル紹介

つづいてはPS3のタイトル。アンチャーテッド2やFFXIIIバットマンなどの映像が流れていましたね。PSNタイトルも結構紹介されていました。ラストにはGod of War3の映像も出て沸いていました。その後2010年にロストプラネット2が出るというのも、さらっと発言していましたね。

アサシンクリード2の実演デモ

続いての本格デモは、アサシンクリード。まず、イタリアのルネサンスでの祭りに紛れ込んでいます。夜の中で花火や祭り明かりがなかなか新鮮です。ほかにも、グライダーを使った飛行シーンなどもデモしていました。武器については、PSPとの連動機能みたいのもあるみたいなことも言っていました。

ファイナルファンタジー関連〜オンラインFFXIV

続いては、FFXIIIの最新映像。そして、なんとFF14がこの段階で発表。コンソールとしてはPS3独占とのこと。どうやらFFXIの続編っぽいですね。こちらも2010年に発売されるようです。

PS3用モーションコントローラ

今度は、PS3のモーションコントローラの説明。スティック上のデバイスの先端に光るボールがついたものを、EyeToyで撮影して使うようですね。前に特許出願で出ていたもののように思います。スティックの傾きも追従しているようです。これにより、手の位置と実際に持っているものが連動するようなシーンを作っていました。デモではひたすら空振りばっかりだったのはご愛嬌。

ほかにも、懐中電灯の例や、水鉄砲の例も出していました。FPSモードも実演していましたね。ほかにも、ペンとして空間に記述するなどもできており、Wiiリモコンでできることは大体カバーしている形ですね。マーカー大きさでディスプレイからの距離もある程度とれますので、WiiリモコンとNATALの間をとったようなシステムで、認識精度を考えるとNATALよりも現実的な解かも知れませんね。ただ、エンジニアデモというだけに、デモが全般的に野暮ったい感じはしましたが。それでも、NATALよりも多数の実機デモをリアルタイムで実演したのは評価に値すると思います。このモーションコントローラは2010年春に出るとのこと。

コースもカートもキャラもエディット可能なマリカー「ModNationRacers」

続いては、リトルビックプラネットの流れをうけて、ユーザーがいろいろ創作できるソフトの新作、MOD NATIONS RACER。ドライバーや車をかなりコミカルに自由にデザインで切るようですね。ゲーム内容は、かなりマリオカート。アイテムをコースで入手し、それで相手を攻撃するなど、かなりベタなマリオカートフォロワーですね。
面白いのは、コースクリエイト。道を3D的になぞるだけで簡単にコースを作成。周囲に山を作ったりも比較的簡単にできる感じですね。ポピュラスっぽいというか。適当にやっても、ある程度補正を利かせてくれて、それっぽいレースを作ってくれます。こちらもやはり2010年の発売のようです。

上田氏新作「The Last Guardian」、グランツーリスモ5も

そして、今度はSCEのJapan Studioということで、いよいよICOやワンダの上田氏の新作映像が公開。会場が沸きます。事前に流出していた映像と同様の、巨大な猫のようなキャラと少年が登場。えさを与えたり、飛んだりもぐったり、さまざまなシーンが実に美しく描かれています。

そして、すでにGT5Pが出てかなり経つグランツーリスモ5も、いよいよ映像が公開。光の表現など、相変わらず非常に高いクオリティですね。ただ発売時期などはどちらも発言はされませんでした。

God of War3のデモ

そして、PS3での期待作であるGod of War3のデモプレイ。グラフィックは非常にきれいで、ゲームプレイとしては比較的普通。GOWの正当進化という感じなんでしょうかね。相変わらず、敵の殺し方がなかなかグロいです。発売は2010年3月とのこと。これを締めとして講演は終了しました。

感想〜ファーストの頑張りが生かされた発表

以上、ソニーのカンファレンスだったのですが、事前リークがあったPSP Go以外にも、独自のモーションコントロールに、エディット可能なマリカー、そして上田氏新作やGOW3など、SCEの色が強く出た発表でしたね。3番手となった分、インパクトとしては弱くなってしまった感じですが、任天堂よりは面白かった印象です。ネタ的にはPSP版MSGが正式続編であること、FFXIVがコンソールではPS3独占というところでしょうか。

とりあえず、プラットホームメーカー3社の発表は終了。各社がモーションコントローラに力を入れてきたのが印象的ですね。これまではライトな遊びでしかなかなか生かされてこなかったモーション入力ですが、PS3Xbox360も参入することで、より濃いゲームでの応用も進んできそうです。今世代でしのぎを削った結果、いろいろ淘汰されて次世代ゲーム機につながっていく感じですかね。

この後もまだE3は続きますので、引き続き注目してみていたいと思います。