Wiiに酷似のPC用コントローラ&ゲーム「i-too」

ラスベガスで開催されていた、世界最大規模の家電展示会「CES 2009」。各種メーカーからいろいろな意欲的製品が出されており、ゲーム関係でもソニーマイクロソフトが講演を行っていました。

こうした展示会では、有名メーカーだけではなく各種中小企業の怪しい製品も出ていたりする物ですが、今回もなかなか怪しい商品が展示されていたようです。

Crapgadget CES, round 6: New Generation Video Game System - Engadget

上記記事で表示されている、Wiiヌンチャクのまがい物のような製品。これは、「i-too」というもののようで公式ページも用意されています。

VRMS Game

Wiiもどきというと、威力棒Viiなんかが有名ですよね。

“Wiiもどき”の全貌公開!中国「威力棒 Vii」を分解した - デジタル - 日経トレンディネット

今回のものは、それとはちょっと毛色が違い、どうやらPC向けにWiiヌンチャクおよびWiiリモコンもどきのコントローラを発売。それ用のゲームを無料で配布している模様。ゲームはHPからダウンロード可能です(約300MB)。

コントローラの方は、ヌンチャクならぬ「Hammer」の名前がついており、有線と無線が用意されています。どちらもインタフェースはUSBで、無線の方はUSBレシーバー経由という形ですね。リモコンについてはそのままi-too Remoteの名前。こちらはUSBレシーバ経由の無線のみとなっています。

どちらも、根本的には仕様は変わらないようで、6軸のモーションセンサに8方向アナログスティックを備えており、振動はHPを見る限りは無い模様。「マウスモード」というのがあるのが若干目新しいですかね。ヌンチャクにポインティング機能は無いみたいですね。

ゲームの方は、モグラ叩きやモーションでのサバイバルごっこ、シューティングにレーシングと、Wiiの初期に見かけたミニゲームレベルのものがいろいろ。グラフィックはまあそれなりというところでしょうか?

明らかにイロモノなのは間違いないのですが、PC用にモーションセンサー内蔵でUSB接続のコントローラという、そのデバイスそのものはちょっと興味があるところ。WiiリモコンBluetooth経由でPCに認識させることはできますが、USB形式の方が汎用性はありますからね。PCでもこの手の新しいコントローラのデファクトスタンダードみたいなのが出てくると面白いんですけどね。