「侍道3」Xbox360版が2/26発売〜追加要素やDLCも

PS3で独占タイトルとして、10万本を超えるなかなかの売上を記録した侍道3。

侍道3 - PS3

侍道3 - PS3

この侍道3、11/13に発売されたばかりのタイトルなのですが、早くもXbox360でも発売されることが決定したようです。

『侍道3』がXbox 360でも発売決定 - ファミ通.com

日付が変わったとたんに発表ということでしたが、これは事前に「謎のカウントダウン」というそのもののタイトルのページで事前告知していたものでもあります。

2009年元旦に向けてスパイクが謎のカウントダウンを開始 - ファミ通.com

最初からマルチ前提の開発か

Xbox360版の発売日は2/26と、PS3版発売からわずか3ヵ月半。これは、最初からマルチを想定して開発していたことが分かりますね。最初独占として発売し、発売後すぐに他のハードに同一タイトルを発売した例というと、「天誅4」が記憶に新しいですね。

天誅 4 - Wii

天誅 4 - Wii

天誅4 - PSP

天誅4 - PSP

こちらは発売元はフロムソフトウェアですが、開発元は侍道3と同様アクワイア。このときはWii版発売(10/23)→PSP版発表(11/28)→PSP版発売(2/12)ということで、今回もある意味同じ展開を見せた形です(PS3版発売(11/13)→Xbox360版発表(1/1)→Xbox360版発売(2/26))。

一撃で葬り葬られるスリル――あの本格忍者ACT『天誅 4』がPSPに登場!

こうした傾向を見る限り、開発が並行していて進められていたのは明らかですし、時間差で独占を発表するのもそれが方針というところなんでしょうか。天誅4のときはWiiからPSPという展開でしたが、今回はPS3からXbox360。特にPS陣営に注力する、ということでもないんでしょうかね?

疑問の残る「マルチ展開の時間差発表」

しかしこうした、明らかにマルチ展開を想定していたのに、それを隠して独占かのように振舞って販売するやり方は、あまり好きではありませんね。

天誅4のときも思いましたが、本当にそのタイトルのファンで独占販売となれば、ハードを買ってまで購入しようとする人もいるでしょう。そうした人たちは、「そのソフトが出るからハードを買う」ということになるわけですから、こうして発売まもなく違うハードへの展開が発表されてしまうと、「だまされた」「そっちのハードで出るなら我慢したのに」といったことにがあってもおかしくありません。天誅侍道というタイトルそのもののファンを大事にするのなら、マルチ展開は時間差があるにせよ先に発表したほうが誠実だと思うんですけどね。

しかも、今回はXbox360版では追加要素もあり、独自のDLCも展開される模様。言ってみれば「完全版」にあたるわけです。侍道3だけのためにPS3を買った人にとっては、ちょっと腑に落ちないところもある発表の仕方だと思うんですよね。PS3版もアップデートで同等にバージョンアップするぐらいしてもいいと思うのですが。一方、Xbox360ユーザーで侍道3がほしかったがPS3を買うまでにはいたらなかった人にはありがたいかもしれません。(ただ、数は相当少なそうな気はしますが。)

2/26はPS3独占タイトル「龍が如く3」と同じ発売日。ある意味因縁の対決になるかもしれませんが、売上数では2桁ぐらい差がつきそうな気もします。

龍が如く3 - PS3

龍が如く3 - PS3

和ゲーラインナップの充実が鍵か

とりあえず、HDゲーム機としては洋ゲーは充実しているXbox360ですが、JRPGラッシュでもいまいち年末延ばしきれていません。世界的に高い評価を受けた洋ゲーも日本ではあまり受け入れられないだけに、日本国内で本体を伸ばしていくには今後も和製ソフトは重要になってくるでしょう。

Xbox 360 アーケード (HDMI端子搭載) 【メーカー生産終了】

Xbox 360 アーケード (HDMI端子搭載) 【メーカー生産終了】

最近では新基盤Jasperを搭載したアーケードモデルも発売されて来ており、MS的にはもう一段国内でも普及を図りたいであろうXbox360。果たして今年はどれほどのタイトルをそろえることができるでしょうか。