スターオーシャン4予約開始

長らく日本での知名度が低く低迷していた中、日本人好みなRPGの連続リリースで昨年に比べれば好調なリリースとなっているXbox360テイルズオブヴェスペリアインフィニットアンディスカバリーラストレムナントと10万本以上のリリースが続く中、最後の作品として控えているスターオーシャン4が、先にアナウンスされていた発売日と共に価格が決定、予約が開始されました。

発売日は2/19、価格は定価で8925円と高めですね。DVD3枚組と、データボリューム的にもかなりのものになっているようです。特典としてはサントラCDとなっています。

果たして、このSO4がどの程度売れるか、ですね。TOV、インアン、ラスレムとXbox360にしては好調な売り上げだったものの、それでも20万本届かず、開発期間の長さなどを考えると、国内だけではとてもペイできる本数ではないでしょう。一方で、海外では元からJRPGの評価はあまり高くなく、海外で強い360でもそれほど大きなリリースは上げられていません。仕込みに時間のかかるRPGで360の日本市場をもう少し盛り上げたかったところだとは思いますが、SO4でどこまで伸ばせるか。SO4自体は、個人的には3Dキャラデザインがちょっと人形過ぎるところはありますが、TGSで見た限り戦闘はリズムよく処理落ちもあまり見られませんでしたし、TOV同様楽しめそうな気がして期待してはいますが。

ゲーム開発には時間がかかる分、仕込みの時期と発売時期の時間差が生じることは多いです。テイルズのマザーシップタイトルが次はWiiで予定されていることなどを見ても、こうしたHDゲーム機向け対策ゲームを開発していた主力チームを、WiiやDS、PSPといった比較的低予算で作れるプラットホームに投入している可能性も十分あり得ます。世界市場における日本市場の相対的縮小、および技術力の差などで苦況に立っている国内サードメーカーが、この先どこに注力してくるのか。年度内に発売されるタイトルの次がどこに出てくるか、各社の戦略に興味がありますね。