Wiiリモコン用eneloop登場〜無接点方式で充電可能

現世代の据置ゲーム機において別次元の売れ行きを見せているWii。リモコンによるポインティングやモーション入力といった直感操作が売りですが、一方で標準では乾電池にしか対応しておらず、頻繁にWiiを利用する人はランニングコストを考えて充電池を選択する人も多くいました。そのため、これまでにも多数の充電池が出ていますね。

ただ、欠点としてはWiiリモコン自体に充電用の端子が無いこと。リモコン底部にあれば使い勝手はぐっと上がった気がするのですが、それが無し。結局各社の充電池は電池蓋のところに端子を設けて対応している例が多いのですが、これだとジャケットをつけた状態では充電できないという問題がありました。また、充電池の質自体もどこのものが使われているか、確認が難しいと言うところも難点といえば難点といえるでしょう。

これに対して、今回三洋からある意味本命と言える製品が発表されました。

三洋電機、「Wiiリモコン専用無接点充電セット」。無接点充電方式で保護カバーをつけたままWiiリモコんの充電が可能に
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eneloopブランド&任天堂ライセンス商品〜ジャケットつけたまま充電可能

Wiiリモコン専用 無接点充電セット

Wiiリモコン専用 無接点充電セット

今回発表されたのは、三洋電機からeneloopブランドの一つとして登場するもの。最大の特徴は「無接点充電方式」であることですね。これによりジャケットをつけたままでも充電できるようになっています。充電時間は約220分。使用時間6.5時間。電池容量は通常の単三eneloopと比べて2/5ぐらいのようですが、基本的にこの充電池はスタンドで毎日こまめに充電しての使用を想定していると言うことなので、この使用時間でも十分という事なんでしょう。また、過充電防止機能なども入っており、かなり気合いが入っているようですね。

複数本のリモコンへの対応も凝っていて、各スタンドに電源ケーブルがついており、連結後その電源ケーブルで接続することで、一つのACアダプタで最大4台まで充電可能のようです。

値段は結構高め

その代わり、値段はちょっと高め。1本のWiiリモコン用のセット(スタンド+電池+ACアダプタ)で5000円。さらにスタンドと電池は各々単体で2500円します。ですので2本分そろえようとすると1万円、4本そろえようとしたら2万円にもなってしまいます。これだと、正直コストパフォーマンス的には割に合わない気もしますね。

他の充電池だったら4000円程度でスタンド+充電池2個付きというものもあります。

上記製品と比較して、今回の商品は任天堂ライセンス商品であること、そして充電池では圧倒的なブランド力を持っているeneloopであることは大きいでしょう。ジャケットをつけたまま利用できること便利ですし、使い勝手の面では今回の製品の方が優れている気はします。

快適さや安心を重視するなら

Wiiの場合、本体はたしかに他の機種よりも安いことが特徴ではあるのですが、かといって購入者の金の出し渋りがひどいかというとそうでもないと思われます。高年齢の人など、おもしろければいくらでもお金を出しますしね。そういった人たちには、単純に日頃の面倒さから解消される、ということでこの金額を出す人も十分いるのではないでしょうか?とりあえず、自分はすでに単体eneloopを買っており、WiiFitを毎日15分程度プレイする程度であれば1,2ヶ月は持つので特に今回の製品に手を出すことは無いと思いますけど。

SANYO eneloop 充電器 単3形4個セット (単3形・単4形兼用) N-TG1S

SANYO eneloop 充電器 単3形4個セット (単3形・単4形兼用) N-TG1S

コストパフォーマンスを意識して従来の非ライセンス品を買うか、快適さを求めて専用eneloopにするか、あとは好みと価値観の問題というところでしょうかね。